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まさに「神秘」!青木ヶ原樹海で感じた知られざる3つの魅力をレポート

こんにちは!パブリックリレーションズ事業本部 3局スポーツ3年目の北井です。

みなさんは自然に癒されたいと思うことってありませんか? 

忙しい日々によって疲れがたまり、ふと、自然の中で癒されたい、そんな思いを抱くことは誰しもがあるかと思います。

先日、とある仕事で山梨県の青木ヶ原樹海に行くことがありました。

青木ヶ原樹海とは、富士山の麓に広がる約1200年前にできた新しい原生林です。富士山の噴火による溶岩流上に形成された広大な原生林には、苔やシダ、木々が生い茂り、新しい命の息吹と、生命を照らす光が神秘的で非日常的な雰囲気を演出しており、天然記念物にも指定されています。

青木ヶ原樹海と聞き、どんなところだろうと若干不安も感じていましたが、一歩足を踏み入れてみると…“何ということでしょう” そこには美しく貴重な大自然がありました。

幹が2回、3回とカーブしている不思議な形の木や、他の木の根の上にまた根を張って成長している木、いたるところに点在する地面の空洞など、樹海の中の特殊な風景は全て、ここでしか味わうことができない唯一無二の魅力です。

今回はそんな神秘的な青木ヶ原樹海の魅力を3つご紹介します。

1.青木ヶ原樹海は火山が作った?

青木ヶ原樹海は、富士山から流れ出した大量の溶岩流の上に形成された原生林です。そのため、あらゆるところにその形跡を見つけることができます。

このように、溶岩が流れていた方向が分かるようになっていたり、

溶岩流が固まる過程でできた空洞である、溶岩洞窟など。

さらに、溶岩によって下に根を張ることができないため、樹海で育つ木々は横に広がって根を張っているそうです。木ごとに根の張り方もさまざまで、植物の生命力を感じました。

2.樹海で方位磁石が狂うのにはカラクリがあった!?

「樹海では方位磁石が使えなくなる」という話を聞いたことはないでしょうか。

実は、樹海を形成している溶岩には強い磁気を帯びているものがあり、その岩のすぐ近くで方位磁石を使用してしまうと、正確に方角を示せなくなってしまうことがあるそうです。

実際に方位磁石を使用して検証してみると、岩の近くでは方向が定まらず、くるくるしていた方位磁石も、ある程度の高さに持ち上げてみたり、場所を変えたりしてみると、正しい方角を示していました。

3.樹海周辺には溶岩が造った洞窟もある

青木ヶ原樹海には、鳴沢氷穴、富岳風穴、西湖コウモリ穴などの洞窟があります。これらの洞窟の多くは、富士山の噴火によってできた溶岩洞穴です。今回は、総延長350m以上と、富士山麓の溶岩洞穴の中でも最大級の「西湖 コウモリ穴」に行ってきました。

ヘルメットを装着し、洞窟の中へと入って行きました。実際に入ってみると、しゃがみながら進まないと頭をぶつけてしまいそうな高さの場所も多かったです。

このコウモリ穴は、夏は涼しく冬は暖かいため、コウモリたちが越冬をするために使用しているそうです。しかし、冬場はこの洞窟は立ち入り禁止となるため、実際にコウモリを見ることはできないようでした。

ちなみに、青木ヶ原樹海散策の途中で立ち寄った「竜宮洞穴」は、洞穴に向かって少し下れるようになっており、下った場所から見上げた景色が、非常に神秘的で個人的にはお気に入りのスポットでした。

(都会の疲れを癒す柔らかな日差しも写真ではなかなか伝わらない…)

青木ヶ原樹海は、富士山の恵みと豊かな自然がつくり出した神秘的な場所で、世間で言われているようなミステリアスなイメージとはいい意味でかけ離れていました。

もしかしたら、青木ヶ原樹海のように、噂や都市伝説が一人歩きして、印象を決めつけてしまっている場所があるかもしれませんね。

どこでも「まず行ってみよう」という勇気はなかなか出ないこともあるかもしれませんが…実際に足を運んで、五感で感じてみると、今までにはなかったような、素敵な出会いがあるかもしれません。

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