【PR会社流ニュースの作り方】日本酒ユーザー以外との接点をつくる!朝日酒造「久保田」がホテル椿山荘東京とコラボした新しい日本酒体験とは?
こんにちは!サニーサイドアップ パブリックリレーションズ事業本部1局の須田です。
今回は、私が担当している朝日酒造「久保田」のPR活動と、異業種コラボを実現させることで、新たなターゲットとの接点を生み出し、話題化にも成功したPRの情報開発事例についてご紹介します!
朝日酒造「久保田」とは?
朝日酒造は1830年に新潟県長岡市越路地域で創業しました。酒蔵の周りは水田と里山が広がり、四季折々の自然豊かな表情が浮かぶとても美しい場所です。
創業以来200年近くに渡り、地内を流れる清澄な地下水脈の軟水と、地域の農家とともに研究を重ねながら育てている良質な酒米、そして、越路杜氏から継承する知恵と基礎研究による技術革新で、新潟産にこだわった真摯な酒造りを続けています。
「久保田」は1985年に誕生した朝日酒造を代表する銘柄の一つで、日本酒好きの方でなくても一度は耳にしたことがある銘柄ではないでしょうか。
誕生当時、実は日本酒業界は低価格競争になっており、日本酒離れが危惧されていました。朝日酒造は高品質な日本酒を適正な価格で提供することを使命に「久保田」の開発に挑戦。当時は甘味が強い日本酒が好まれていたなか、労働環境や食生活など時代の変化を読み取り、挑戦を重ね、キリっとした味わいの“淡麗辛口”という新たな方向性を生み出しました。新しい味わいを確立させた久保田は、今もなお、誰もが美味しいと認める日本酒を追求し、変わりゆく時代に相応しい挑戦を行っています。
発売35周年に合わせてブランドリニューアル!活動内容の紹介
2020年の久保田の発売35周年に合わせて、初めてのブランドリニューアルを行っています。現在のラインナップはなんと17種類(2021年8月現在)!近年では、ブランド初となるリキュール商品「久保田 ゆずリキュール」や、アルコール0%で誰でも飲める「久保田 こうじあまざけ」なども登場し、各年代の好みやシーンに合わせて多様な種類の久保田を楽しむことができます。
サニーサイドアップでは、2019年から久保田のPRを担当し、より多くの方にもっと日本酒を知って楽しんでもらうために様々な取り組みをおこなってきました。
今回は最も新しい活動内容として、ホテル椿山荘東京とのコラボアフタヌーンティー「KUBOTAアフタヌーンティー」についてご紹介します!
ホテル椿山荘東京とのコラボレーション!日本酒香る和のティータイム「KUBOTAアフタヌーンティー」
「日本酒の日」である10月1日(金)からはホテル椿山荘東京とコラボした「KUBOTA アフタヌーンティー」を提供します。実は今回のコラボ、久保田ブランドの世界観を壊さずに新しい体験の機会としてサニーサイドアップが提案した企画なんです…!
日本酒の新たな楽しみ方と体験の場を提供し、日本酒ユーザー以外のタッチポイントを創出
久保田では、スノーピークとの共同開発によるアウトドアで楽しむための日本酒「久保田 雪峰」の発売や、NY発の世界の美味しいものを集めた食のセレクトショップDEAN & DELUCAとのコラボによる「久保田 純米大吟醸」を使用した限定メニューの提供など、若年層や女性など普段あまり日本酒に触れる機会がない方に向けて、様々なシーン提案を行ってきました。
今回コラボしたホテル椿山荘東京は、美しい自然の中で、日本のもてなしの心と、世界基準のサービススタンダードを体感いただける空間や時間を提供するホテルです。伝統的な日本のホテルでありながら、近年では庭園に雲海を出現させる「東京雲海」が新名所として登場し、連日多くのメディアで取り上げられるなど、他のホテルにはないような革新的な取り組みで訪れる人々を魅了し続けています。また、最近では「アフタヌーンティー」を趣味として楽しむ女性が増え、身近な存在になりつつありますが、実は東京のホテルで初めてアフタヌーンティーを提供したのが、ホテル椿山荘東京と言われています。
日本の伝統を大切にしながら時代と共に進化し挑戦してきた両社。
日本酒ユーザー以外のタッチポイントを創出するため、ホテルでのアフタヌーンティーを企画。新たな日本酒ファンの獲得につなげることを目的の一つとして今回のコラボレーションが実現しました。今回のアフタヌーンティーでは、久保田各銘柄の味わいや特徴を捉えた見た目も美しいスイーツが登場します。
伝統や歴史を重んじながら時代に合わせて進化していくことをモットーに、進化し続けてきた久保田。日本酒を日本酒として味わうのではなく、日本酒の香りを楽しむスイーツに落とし込み、特別な空間で味わう体験を提供することで、スイーツ好きやトレンドに敏感な方などを惹き込むことが期待できます。
サニーサイドアップの見せどころ!メディアリレーションの活用により話題化をはかる
久保田としてアフタヌーンティーを提供するのはもちろん、ホテル椿山荘東京にとっても普段提供している英国の伝統的スタイル3段ティースタンドではない、和テイストの希少なアフタヌーンティーとなります。
サニーサイドアップでは両社の間に入り、お互いの世界観をうまく表現し話題化を図るための調整を努め、報道関係者に向けたリリース配信、メディアアプローチも一貫して担当。WEBメディアでの露出を獲得するとSNSで早速話題となり、平日限定にも関わらず情報解禁後2日でなんと約100名の予約がありました!
また、8月にはメディア関係者向けの試食会も企画し、運営と誘致を行いました。今までにはない形式のアフタヌーンティーはメディア関係者からの期待も大きく、ご取材いただいたメディアでの掲載が始まると、予約開始後、約半月で満席となりました!
久保田とホテル椿山荘東京の世界観が見事にマッチした今回のコラボレーション。日本酒ファンの方以外からも期待いただけるニュースとなりました。
KUBOTAアフタヌーンティー開催概要
最後に気になるアフタヌーンティーの内容をご紹介します!
今までにない日本酒を活かした和テイストのアフタヌーンティーを楽しめるのは、ホテル椿山荘東京の美しい庭園を臨める数寄屋造りの料亭「錦水」。英国の伝統的なスタイル3段のティースタンドとは違い、手毬のような可愛らしい丸い2段の器で提供する和テイストのアフタヌーンティーです。
香りづけや味わいに「久保田」を使用した数々のスイーツやセイボリー。日本酒好きの方にはもちろん、普段日本酒に馴染みのない方でもお楽しみいただける内容です!
詳細は下記特設サイトにてチェックしてみてくださいね!
◆「KUBOTA アフタヌーンティー」特設ページ
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/restaurant/plan/kubotaafternoontea/
この記事を書いた人
パブリックリレーションズ事業本部 1局
須田 育実
2019年から第二新卒でサニーサイドアップ入社。新卒で入社した広告代理店では人事として新卒採用などを担当。サニーサイドアップ入社後は大型商業施設や大手お菓子メーカーなどのメディアプロモーターを担当している。
※所属は記事執筆時のものです