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サニーサイドアップの男性育休取得の現状は?実際に利用したメンバーが語る、育休中の『リアル』と今後取り組みたいこと。

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田村 佳苗(株式会社サニーサイドアップグループ 総務人事部)

こんにちは!サニーサイドアップグループ総務人事部の田村です。
突然ですが、みなさん明日11月19日は何の日かご存知でしょうか?

実は、「いい育児の日」×「国際男性デー(※1)」が重なった貴重な日なのです。

(※1)国際男性デーとは
1999年にトリニダード・トバゴで始まったとされている、世界中のジェンダー平等を促す男性たちを称える記念日。

サニーサイドアップの男性メンバーの育休事情ってどうなんだろう?と気になる方も多いはず。

ということで、9月から1か月間育休を取得した男性メンバーにインタビューをしました。2人の子どもを持つ父親として、育休を取得したからこそ見えてきた『リアル』を聞いてきました。

【メンバー紹介】

コーポレート本部/総務人事部/人財開発グループ 稲員 諒翔

—まずは稲員さんのご経歴を教えてください

大学卒業後メーカーに就職し営業をしていたのですが、人を育てる、人が育つ環境をつくることに興味もち、「人」を大切にしている企業を応援したいとの思いから、人材育成のコンサルティングファームに転職しました。やりがいも大きかったのですが、クライアントから『人事の経験はないんだよね?』と言われるたび「そのクライアントにとって本当の意味で力になれていないのではないか」ともどかしい気持ちを抱いていました。なので、いつかは事業会社で人材育成がしたいと思い、ご縁があってサニーサイドアップグループに入社しました。

―当社で「人事」としてのキャリアがスタート。今はどんな仕事をされているのですか?

グループ全社を対象に、教育制度の構築から研修カリキュラムの作成、自分が登壇するところまで一貫して関わっています。その他にも、メンバーのメンタルケアに関連した業務まで幅広く担当していますね。

―『育休』を取得しようと思ったきっかけを教えてください

(前職で)1人目が生まれた時はほぼ育児に参加できていなかったんですよね。子どもが大きくなるにつれて、その成長をそばで見てあげられなかった後悔が大きくなっていって。いつか2人目を授かることになったら、育休を取得して、妻のサポートや子育てに専念したいと決めていました。

―休暇中はどうやって過ごされていたのですか?

取得したのは1か月間なのですが、育児はもちろん家事全般にかける時間が多かったです。
あとは夫婦の時間がすごく増えました。妻もフルタイムで働いていて一緒に昼食をとることさえ久しぶりだったので、将来のことや家族のこと、仕事のことをじっくり話す時間をとることができました。

―奥様も、家族でゆっくり時間がとれるようになったのは嬉しかったですよね。

妻はそもそも僕が育休を取れるとは思っていなかったようでした。なのでいい意味での驚きと、「産後のサポートをしてくれる人が私の傍にいてくれたことはとても有難かった」と言ってくれました。日々、家事や育児に向き合っていましたが、とはいえ、仕事のことはずっと頭の片隅にありました(笑)

―育児休暇を振り返って、気づきがあれば教えてください

自分の業務の棚卸をするきっかけになりましたね。半年くらい前から上長やチームメンバーに育休取得の意向を伝え業務の引継ぎも進めていたのですが、どんな仕事にどれくらいの時間と工数がかかっているかを知るいい機会になりました。

もう1つは仕事へのモチベーションがかなり上がったことですかね。まとまった時間ができたおかげで、復帰後にチャレンジしたい業務や新たな企画を考えることも多かったですし、育休がとれるようにサポートしてくれたメンバーや会社への感謝も改めて感じたからだと思います。

―不安に思ったことはありますか?

現場のみなさんとの情報が遮断されることですね。もちろん育児や家事に専念するために休暇を取得しているのですが、仕事の情報が全く入らなかったり、メンバーとのコミュニケーションがなくなることに不安を感じていました。仕事から完全に離れたいというメンバーもいますが、感じ方は人それぞれだと思います。もし今後、育休を取得するメンバーのなかに同じような不安を感じているメンバーがいれば、情報共有は適度に行っていくことが大事なのではないかと思っています。

―今回の経験を今後どう仕事に活かせそうですか?

今回育休を取得してみて、引継ぎの大変さはもちろん、良い点や改善点、課題も実感しました。今年の10月1日に「産後パパ育休(※2)」も施行されたということもあり、それをうまく活用したり伝えていくことが、実際に育休を取得した自分の使命かなと思っています。

(※2)産後パパ育休(正式には出生時育児休業)とは
従来の「育児休業」制度とは別に、2022年10月に新たに設けられた制度。取得対象期間は「子の出生後8週間以内」で、取得可能日数は「4週間(28日)まで」。申出期限は、原則「休業の2週間前まで」。また、分割して2回の取得が可能ですが、事前にまとめて企業側に申し出ることが必要。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27491.html

―より利用してもらえる制度にしていくためには、どのようにすればよいと思いますか?

育休に対しての考え方や感じ方は人それぞれだと思います。なので、日頃から子育てや将来について語り合う場や機会を作り、お互いの価値観を共有するキッカケが重要だと思います。その一歩目として、私が経験した事をみなさんに知ってもらうこと。今回の記事がみなさんの会話のネタになってくれれば嬉しいです。育休を取得するかどうか悩んでいるメンバーがいれば、ぜひ声をかけてほしいです!

―育休は分割して取得できるんですよね?

そうなんです。個人のスケジュールに合わせて分割して取得できるので、仕事が比較的落ち着いたタイミングで数日取得して、また別の期間でもう一度取得して、ということも可能なんですよね。こういう仕組み自体を知らない方もいると思うので、そこも含めて伝えていくことも大切だと思っています。

ー最後にひとこと

長い期間休むことに抵抗がある人は、数日だけの取得でもいいと思うんです。僕は妻から「1日でも1時間でも子どもに向き合ってあげよう、そのためのお休みをとろうと思ってくれたその気持ちが嬉しかった」と言われたことが今でもすごく心に残っています。数日なら休めるかもしれない、という方がいれば、ぜひ利用を検討してみてほしいですね。

【人事部メンバーからのコメント】

今回のケースのように、まとまった休暇を取得する場合「完全に職場と離れてしまうと不安になる」という声があることも気づきでした。休暇中はしっかり育児に向き合いつつ、ある程度適度な職場とのつながりがあることも必要なのかもしれないと。これからもさまざまな意見を聞きながら、育休を有効に利用・運用していける会社であり続けたいと思います。

いかがでしたか?これからも積極的に会社の取り組みは発信していきたいと思っておりますので、お楽しみに!

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田村 佳苗(株式会社サニーサイドアップグループ 総務人事部)

IT企業での人事経験を経て、2022年にサニーサイドアップグループに中途で入社。現在はサニーサイドアップ含めグループ各社のキャリア採用を担当。長野県にある自分の出身地をGoogleで検索すると『秘境の地』と紹介されていたことに衝撃を受け、元々興味があった地方創生への熱が高まっているのが最近のハイライト。

※所属は執筆時と異なる場合があります

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