カンヌライオンズ2026 3日目・4日目レポート!
こんにちは!サニーサイドアップ8局の金井です。
連日、サニーサイドアップの公式ブログや公式Instagramでは、南フランス・カンヌで開催している、世界最大級のクリエイティビティの祭典「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」をレポ-トしています。今日も引き続き、現地の様子をお届けします!
AIを通して感じる、人の情熱。企業ブースをご紹介!
連日、各部門のアワード発表や、最高峰のクリエイターたちによる熱いセッションで大いに盛り上がっているカンヌライオンズ。期間中は様々なグローバル企業がビーチや会場周辺に特設ブースを構え、自身のブランドを大々的にアピールしています。今回は、現地で特に賑わいを見せていたAmazonのブースを紹介します。

Amazonブランド全体にわたり、ストーリーテリングの未来を体験できる拠点」として、さまざまなAmazon関連サービスが楽しめる複合的な空間になっており、どこを見渡してもワクワクする仕掛けが満載でした。
アイスクリームを配っている様子を生配信しているTwitchや、オリジナルアロマキャンドルが貰えるPrime Videoなど、嬉しいお土産がたくさんでメンバーも大喜び(これも勉強です!笑)。

Amazonのブース内でも特にユニークだったのが、AWS(Amazon Web Services)のAI体験コンテンツ「Rue Visionnaire(ヴィジョネール通り)」。AIエージェントを通して、来場者が描く夢のビジネスや製品を可視化するディスプレイでした。

ビジネスジャンルや、コンセプト、雰囲気、ブランドロゴなどを、AIがおすすめする様々な選択肢から選んでいきます。一通り選択し終わり表示されたQRコードを読み取ってスタッフへ渡すと、様々なデザインの鍵、チャーム、ポーチを選ぶことができました。

鍵をデジタルサイネージへかざすと、なんと自身が思い描くビジネスビジョンを、AIが出力してくれるんです!「温かいバイブスで人を癒やしてあげられるカフェ」「インフルエンサーを繋ぐグローバルな事務所」など、オフィスイメージや店名などを含めて可視化してくれました。

自身が描く壮大なビジョンや、ぼんやり(何となく)描いていた夢を、自身の力で現実にしていくのは膨大なエネルギーが必要です。このディスプレイ体験では、ゼロから考えるのではなく、AIが選択肢を挙げてくれるからこそ、「こっちの方がイメージに近いかも」と、“自身の中のぼんやりを具体化していく”過程がユニークでした。
やはり現地の様々なセッションや作品において、AIの活用に関する課題が多く話題に挙がっています。AIは、あくまで人間が持つクリエイティビティ(創造性)の実現に向けて活用するツールキットであること。自分の夢が可視化され、嬉しそうにしている参加者の顔を見て、まさに、祭典の中で感じている「人が持つクリエイティビティへの情熱」を感じることができました。

「夢へ扉を開ける鍵」をもらえるのも粋ですよね。
Amazonだけでなく、MetaやGoogleといったお馴染みの世界的大手企業も、それぞれ趣向を凝らした巨大なブースを出展しています。訪れた人々が自発的にコンテンツを楽しみ、笑顔になり、そのブランドのファンになっていく。イベントを主催・運営したりする立場の僕たちにとっても、本当にたくさんの刺激と学びがありました!
「PR部門」「Creative Strategy部門」グランプリは?
3日目、4日目には、数ある部門の中から僕たちが特に注目している「PR部門」「Creative Strategy部門」の2つが発表されましたのでご紹介します。
PR|Grand Prix
THE KITKAT HEIST
代理店:BURSON
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翌朝開催された、審査員自ら受賞作品を解説するツアーでは、「ブランドが危機に陥った時、大抵、ブランドを守るために秘匿したり事を小さく見せようと努めることが普通だが、逆に壮大な事件にして、ユニークな取り組みに変換したのが評価された」と語られていました。「一つ手がかりがあって…けれど、捜査なので詳細はお話しできません」と声明を出すなど、笑いを誘い捜査を盛り上げるコミュニケーションを取り、長期にわたる話題を生んだのでした。

Creative Strategy|Grand Prix
THE PUB THAT REFUSED TO DIE
LEPUB, MILAN, HEINEKEN, 2026
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アイルランドでは、物価高騰と高い酒税から3日に1軒の割合でパブが閉店していました。パブの衰退は、コミュニティの衰退、そして農村部の過疎化の加速を意味します。地元の住民が資金協力してパブを買い取り再オープンさせるなどしていましたが、パブ経営の経験を持つ者は一人もいませんでした。そこで、ビールブランドのハイネケンが支援に乗り出し、住民に対してパブ運営のトレーニングコースを提供、その様子をドキュメンタリー化しました。 ハイネケンの専門知識とサポートによってパブの運営は成功を収め、また全国どこでも再現可能だったこのモデルケースにより、別の村でも新たにパブが買い取られるなど、持続可能な取り組みとして広がりを見せています。 |
Creative Strategy部門は、「“業界の常識に柔道の技をかける”ような、限られたリソースでも大逆転を生むような戦略的な企みがあるか」が評価されたとのことです。パブの衰退を「コミュニティ(社会インフラ)の危機」として捉え、根本的で持続的な課題解決に取り組んだことが評価されたようです。個人的に、海外からの輸入品というイメージが強く、競合のギネスビールに比べてブランドの浸透が低迷していたというハイネケンが、街を救いしっかりとブランド浸透への寄与もしている点が、綺麗事で終わっておらず素晴らしいと思いました。

次にブログをお届けするのは、すでに帰国した後…!この祭典が終わってしまうと思うと、今からとても寂しいですが、次もしっかりレポートしますのでぜひご覧いただければと思います。
以上、フランス カンヌからお届けでした!



