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”ひなたの道”に込められた願い~朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の歌詞とサニーサイドアップの共通点

WRITTEN BY

加藤亮輔(「SUNNY DAYS」発行人)

「コートをつかんで、帽子を取って、心配事は玄関に置いてひなたの道へと歩き出そう」

ルイ・アームストロングの名曲「On the Sunny Side of the Street(オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート)」の歌詞の一節だ。

NHKの2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の重要なテーマになっていてじわじわとリバイバルの兆しがあったが、先週放映の回で喫茶店のマスター、定一役の世良公則さんが圧巻の熱唱をしたことでトレンド入りするなど大きな話題になっている。

ヒロインの安子(上白石萌音さん)が、戦死してしまった愛する夫の稔(松村北斗さん)と、まだ平和だった時代に訪れていた喫茶店で定一が聴かせてくれたこの曲。

周囲の反対を押し切り、「共にひなたの道を歩みたい」と2人の恋を後押し、さらに二人の愛娘「ルイ」の名前の元となったのもこの曲に込めた稔の願いからだった。

そんな2人にとって深い深い意味を持つこの曲を、安子は偶然、進駐軍のクラブで目の当たりにする。

本当に素晴らしかった。今日一日頑張ろうという気にさせられた。朝ドラ受けでおなじみの「あさイチ」の鈴木アナの興奮に同調し、家でうなずいていた。

ちなみに私は会社で一番の朝ドラファンを自負している。あまちゃんに大ハマりし、それからは毎日朝ドラを見るために起きている。最近では、「おかえりモネ」も良かったし、「おちょやん」も千代(杉咲花さん)と一平(成田凌さん)のラストシーンなんかは胸にぐっとくるものがあった。思い出すだけでも泣けてくる。

実はサニーサイドアップの名前の由来に関しては諸説あるのだが(その時その場にいた創業メンバーの次原と松本が今も一緒に働いているのになぜ諸説??)その一つに「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」が由来になったという話がある。

松本に話を聞いてみた。

「候補になった時、この曲のことは全然知らなかったけど、『世界恐慌という大変な時に、絶望していた人々の心を明るくし勇気づけた曲』というのを聞き、言葉や歌でそんなことができるのはすごいなと思った記憶がある。

でも一番強く思ったのは、この社名にして、これから会社としてどんな風になっていくとしても、いつも堂々と、お天道様に恥じないような仕事をしていきたい、って思ったなぁ。私にとってはそれが『ひなたの道』のイメージ」

ヒロインの安子も弊社の松本もそれぞれのひなたの道を歩いている。

私も今歩いている道がひなたであることを願い、心配事を玄関においてから会社に出社しようと思う。

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加藤亮輔(「SUNNY DAYS」発行人)

サニーサイドアップのオウンドメディア「SUNNY DAYS」の発行人。趣味はTikTokと一人旅。

※所属は執筆時と異なる場合があります

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