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PRプランナー必見!プランニングの原理原則を知ろう|『サニーサイドアップの手とり足とりPR』をつまみぐい!Vol.3

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屋優美(アカウントプランニング局)

こんにちは!本連載担当の屋です。

PR会社の中でもさまざまな業務がありますが、そのひとつに「プランニング」があります。わたしも普段、サニーサイドアップのプランナーとして日々企画提案をしています。どんな仕事なの??と聞かれると本当にさまざまで幅広いお仕事なのですが…

基本的には、企業や公的機関のマーケティング・広報PRに関する課題を把握し、企画立案してプレゼンする、という流れの業務になります。

今回は、そんなプランニングのお仕事に焦点を当てた本書第3章のご紹介です。PRプランナーを目指したい方にはもちろん、マーケティングで重要とされるフレームワークについても触れていますので、マーケティングの基礎を学びたい方も必見です。

・基礎を学びたいプランナーの卵さん
・メディア対応だけでなく、新しい自社企画を実施したいひとり広報さん
・企画提案に挑戦してみたいメディアプロモート専門担当の方
・マーケティングの代表的なフレームワークワークを学びたい方

そういった方の役に立ちますように…🍳
(もちろん、サニーサイドアップへのご相談・お問い合わせもお待ちしております!)

■はじめに

本記事は、2021年5月に出版した、PR業務の初心者、ひとり広報さんに向けたマニュアル本『サニーサイドアップの手とり足とりPR』の内容を一部抜粋して、ご紹介する連載記事です。

これまでの記事はこちら▼
【新連載始動】PRのマニュアル本『サニーサイドアップの手とり足とりPR』をつまみぐい!Vol.1

調査PRや危機管理広報。見落としがちなPR手法を解説!|『サニーサイドアップの手とり足とりPR』をつまみぐい!Vol.2

もしこちらの記事で“他にももっと知りたい!”、“ぜひデスクに一冊置きたい!”となった方は、書店やAmazonなどでご購入いただけますと幸いです。

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書籍に関して不明点がある方や、より詳しい内容を知りたいという方は、お気軽に「CONTACTボタン(PCなら右下、スマホなら下部)」をクリックでお願いします!

では早速、中身をつまみぐいしていきましょう!

■戦略と戦術で考える「プランニング」のキホン

企画提案の要素は、大まかに「戦略」と「戦術」に分けられます。戦略と戦術がどう違い、それぞれをどのように立てるべきかを理解することは、商品を売るために必要なアクションです。

この章では、主に企画を立てる上での基本からアイデアの出し方などのフレームを、わかりやすく解説していきます。

戦略って何? 戦術って何?

戦略と戦術は、一貫性(整合性)がなければ効果的なものになりません。どちらかを考えるときでも、常に「全体」を意識することが必要です〈図表10〉。

戦略とは

戦略とは、市場全体の分析、競合分析、自社分析などにより、 進むべき方向性やコンセプト、打ち出すメッセージなどを決めていくパートです。ある目的を達成するために「何をするのか」「何 をしないのか」など、総合的な視点で立てていくシナリオと考えてください。

戦略を導く手法として、ここでは「3C分析」と「STP分析」を ご紹介します。
※「STP分析」に関しては、ぜひ書籍にてご覧ください!

戦術とは

戦略が決定したら、そのシナリオをどのようなやり方で実現させていくかが「戦術」になります。これは施策の方向性を定めたり、具体的なアイデアを提案したりするパートです。目的を達成するためにはどの手段が最も有効なのかを考え、戦術を組んでいきましょう。施策のストーリーを作る「順張り/逆張り」と、施策の具体案を作る「マッチングリボン」と「ニーズマンダラート」をご紹介します。
※「順張り/逆張り」は、こちらの記事でご紹介しています!「マッチングリボン」「ニーズマンダラート」に関しては、ぜひ書籍にてご覧ください。

■分析から戦略を立てる① 3C分析

3C分析とは、Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの頭文字を取ったもので、この3つの視点で事業を分析するマーケティングのフレームワークで、シンプルでわかりやすく現状を整理できることが特徴です〈図表11〉。

それぞれの視点で見るときの代表的な項目には、次のようなものがあります。

3C分析のポイント

Customer(市場・顧客)
 ◉業界の市場規模や推移、成長性
 ◉顧客の購買行動や消費行動、顕在的/潜在的ニーズ、不満や不安

Competitor(競合)
 ◉競合各社の現状シェアと推移
 ◉採用している戦略や保有リソースなど競合各社の特徴
 ◉競合の業界内でのポジション
 ◉強みと弱み
 ◉歴史やストーリーなどの資産価値

Company(自社)
 ◉自社の企業理念・ビジョン
 ◉既存事業・自社商品の現状(売上、シェア、商品ラインナップ、戦略など)
 ◉既存ビジネスの特徴、強み、弱み
 ◉ヒト・モノ・カネの現有リソース、強み、弱み

3C分析の例として「P&Gのモップ」の話を挙げます。

床掃除用品では、以前は水で濡らして床を拭くモップが主流で、生活者もそれが当たり前だと考え、受け入れてはいました。ただ、水によってモップが重くなることや、汚れた水が床に滴り落ちることへの不満がありました。

また、モップの機能は各社同じだったため、市場は価格競争に陥っていました。

そこで、P&Gでは生活者の声に耳を傾け、「水を必要としないモップ」を開発しました。

静電気で床のホコリを取るモップを発売することで、従来のモップの不満を解消する商品となり、市場で抜きん出ることができたのです。

■おわりに

この度は、連載記事【書籍『サニーサイドアップの手とり足とりPR』をつまみぐい!】をご一読いただきまして、ありがとうございました!

過去の連載記事はこちらにございますので、もしほんの少しでもお腹に余裕がある方は、もう一品つまんでいかれてはいかがでしょうか。

WRITTEN BY

屋優美(アカウントプランニング局)

サニーサイドアップに新卒入社し現在5年目。約1年間のメディアプロモート担当を経て、現在はプランナーとしてグローバルクライアントをはじめ、地方自治体、美容、グルメ案件など幅広く担当。生まれ育った奄美大島をこよなく愛する生粋のシマンチュ。

※所属は執筆時と異なる場合があります

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