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園児のバス置き去りを防ぐ!安全装置(ブザー)を無償で取り付け! 中古車の買取・販売の「Gulliver(ガリバー)」店舗を中心に展開するIDOM(イドム)の社会貢献活動をPRのチカラでサポート

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土居海斗(パブリックリレーションズ事業本部 1局)

こんにちは。パブリックリレーションズ事業本部1局、新卒1年目の土居です!

2022年9月に静岡県の保育施設で園児が通園バスに置き去りになり、亡くなってしまったという痛ましい事故がありました。私もニュースで見て、とてもショックを受けたことを今でも覚えています。

政府ではこの事故を受けて検討会を開催。2023年4月を目処に全国の幼稚園・保育園事業者を対象に、通園バスへの安全装置の取り付けを義務化することを決定しました。これに先駆けて、一刻も早く子どもたちの安全を守りたいという思いから、個人や企業が独自の取り組みを始めています。

わたしたちが今回、PRのお手伝いをさせていただいた「ガリバークルマ支援第2弾」も、そのような思いからはじまった取り組みで、全国の幼稚園・保育園の事業者を対象に、安全装置(以下、置き去り防止ブザー)を100台無償で取り付ける、というものです。

今回は、無償取り付け第一号の現場にPRスタッフとして立ち会う事ができたので、その様子を詳しくレポートしていきます。

なぜIDOMが置き去り防止ブザーの無償取り付けをするのか?


▲無償取り付け第一号の作業を行った、ガリバー世田谷成城店

全国で中古車の買取・販売の「Gulliver」店舗を中心に展開するを展開する株式会社IDOM(イドム)は、安心・安全で豊かなカーライフを提供することを掲げ、車の買取・販売事業を主軸とした様々なサービスを展開しています。また、自然災害や社会的混乱により、移動に不安を抱える人々に向けた支援活動も、全国各地で行っているそうです。

2020年、コロナ禍での行動制限が非常に厳しかった時期に、どうしても移動せざるを得ない方やエッシェンシャルワーカーの方を対象に「ガリバークルマ支援第1弾」としてIDOMが保有する車両在庫を活用し、無償で提供する取り組み等を行ってきました。

そして、園児の置き去りというあってはならない事故を受け、全国の店舗周辺地域の幼稚園事業者やそこへ通う子どもたち、そのご家族様が安心して通園できるよう、移動の不安を少しでも解消したいという思いから、今回の支援に立ち上がりました。

そもそも安全装置(置き去り防止ブザー)ってどんなものか?

9月の事故を受けて、カメラを使って車内に置き去りになった園児を見つけるタイプのものや、QRコードを活用するタイプのものまで、いろいろなアイデアが生まれています。

今回無償配布する置き去り防止ブザーはその名の通り、大きな音を鳴らして園児の置き去りを防ぐ仕組みです。

▲車両に取り付ける前の安全装置。これだけだと何だか分からないですね…

簡単に仕組みを説明すると、車内の最後部に取り付けられたブザーが、エンジンを止めることで鳴り出し、ドライバーは座席の一番後ろまで歩いて行ってブザーのスイッチをオフにする、というものです。ドライバーが座席の一番後ろまで歩いて向かうので、全ての座席に園児が残っていないか確認することができるという仕組みになっています。

▲バスの最後部に置き去り防止ブザーを取り付ける様子

実はこの仕組みは、3人の子どものお父さんで、神奈川県の医療危機対策統括官である畑中洋亮さんが9月の事故を受けて考案したもの。その開発アイデアをなんとか形にできないかと、東京都板橋区にある製品開発の専門家集団・オクト産業株式会社へ相談したことが始まりでした。

畑中さんの熱意に共感したオクト産業は、当初半年かかると言われていた試作機を、驚くことに約1週間で完成させたそうです。そして、完成した置き去り防止ブザーを全国に届けるため、全国に店舗や自動車整備工場を展開するIDOMが協力することになりました。

スピード命!PRの力で全国の方に知っていただき、社会に良いインパクトを与えたい!

9月の事故発生から約1ヶ月が過ぎた頃、登園が再開される中で不安を訴える保護者の声などが報道されていました。

そのような中で、IDOMのご担当者さまから、急ぎ無償提供の取り組みを進め、10月中には第一号の取り付けを行いたい。そして、PRの力で、全国にこの取り組みを知ってもらい、社会的に訴えかけられないか?というご相談をサニーサイドアップにいただきました。

わたしもPRチームの一員として10月上旬から活動をスタートすることになり、個人的にも「(同じような事故を防ぐために)なんとか力になりたい」という思いもあったため、時間がない中ではありましたが、関係者の方の思いや取り組みについて、メディアの方へ素早く、丁寧に伝えるように心がけてアプローチを行いました。

素早い情報提供と現場での柔軟な対応で、無事にTV露出を獲得!

▲現地で取材を受けるIDOM担当の植本一生さん

そして、第一号の取り付け当日には、TBS、TOKYO MXの2番組と複数の記者の方に取材にお越しいただくことができました。現場では思いもよらない事態が起きてはいたものの、IDOMはじめとする現場スタッフや、関係者の皆さんの柔軟な対応のおかげで、無事に放送まで漕ぎ着け、さらに、新聞やWEBニュースなどでも複数取り上げていただくことができました。

PRの力で社会に良いインパクトが与えられる!と実感した日になりました!

後日伺ったところによると、今回の報道を受けてこの取り組みに関するお問合せが増えたそうです。

わたしたちサニーサイドアップは常々、PRの力で社会をもっと良いものにしていくためにはどうしたら良いかを考えています。

そして、わたしにとって今回の取り組みは、メディアを通して世の中に大切な情報を届け、社会に良いインパクトを与えられた、得難い経験となりました。

これからもPRパーソンとして精進しつつ、PRができる社会貢献について考え続けていきたいと思います!

 

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土居海斗(パブリックリレーションズ事業本部 1局)

2022年4月にサニーサイドアップに新卒入社。大学時代はチームラボプラネッツで4年間アルバイト。そこでサニーサイドアップを知り、PRに魅せられる。ディズニーと酒をこよなく愛し、とにかく楽しいことが大好き。たのしいさわぎを起こすべく、精進中。

※所属は執筆時と異なる場合があります

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