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東京で就職して11年、子育てがきっかけでUターン。東京での仕事そのままに、九州・福岡移住という働き方を選んだ理由

今回インタビューをしたのは、東京から、生まれ育った九州・福岡に拠点を移しながらも、変わらずマネージャーとしてPRの第一線で奮闘しているメンバー。

東京に比べると、まだまだPRという考え方が浸透していない九州エリアで仕事をすることの難しさと楽しさを聞いてきました!

【メンバー紹介】

パブリックリレーションズ事業本部/4局/1部/グループ2 リーダー 林田 隆太郎

––入社後、どんな業務を担当されてきましたか?

林田:入社してから3年半ほどはメディアリレーション部に所属し、担当案件の商材をテレビ局や雑誌、WEBメディアなどに取り上げてもらうための企画や提案をしていました。ニュースを作ることの面白さや商品の売り上げに貢献できる嬉しさを通じて、PRの可能性を実感した期間だったと思います。

それまではある程度まとまった企画から世の中に広めていくことが多かったのですが、4年目からはPRディレクターとしてクライアントさんの課題やニーズのヒアリングから入らせてもらうようになりました。

ディレクターになってからは、自分のアイデアがクライアントさんに面白いと言ってもらえたり、イメージ通りに実現できたりすることにワクワクする一方で、「これで大丈夫かな」というハラハラや葛藤もありましたね。お金をいただいてPRをする以上はクライアントさんの売り上げに貢献しなければならないので、「ただ面白いことをすればいいわけではない」と責任感が増しました。

5年目頃からは、チームメンバーのマネジメントも任されるようになって。メンバーごとにバックグラウンドやスキルの違いがある中で、チームを前進させていくことはPRとは違った難しさもありましたが、マネジメントを経験したことでクライアントさんとのコミュニケーションの取り方もより良くなっていった気がします。

––特に思い入れのある案件はありますか?

林田:渋谷の再開発関連は入社当初から今でも関わらせてもらっているので、思い入れが強いですね。僕が入社した2012年4月に、渋谷再開発の最初のリーディング施設である渋谷ヒカリエが開業して、僕もPRを担当させてもらったんです。

今のサニーサイドアップはあらゆるジャンルのPR案件を受注していますが、当時は会社として「これから商業施設PRの実績を作っていこう」という時期だったんですよね。なので、会社としてもターニングポイントになる案件になったのではないかと思います。

その後も渋谷のストリームやbillsなど、サニーサイドアップの代表プロジェクトとも言える大きな案件にたくさん携わらせてもらいました。

リモートワークが普及したことで福岡へのUターンを決意

––福岡に拠点を移すことはいつ頃から考えていたのでしょうか?

林田:入社当初は「まず数年間は東京で頑張ろう」と思いつつも、「いつか福岡に戻りたい」と言っていました。でも、いざ仕事が始まると目の前の仕事が楽しくてあっという間に時間が過ぎていって。具体的な福岡に戻る時期は考えられていませんでした。

本格的にUターンを考え始めたのは、コロナ禍でリモートワークが始まってからです。それまでは毎日東京のオフィスに出社して仕事をしていましたが、リモートで完結できる案件が増え、福岡でも働けるのではないかと考え始めました。

また、子どもが生まれたこともきっかけのひとつです。福岡出身の奥さんと子育てをする場所を話し合った際に、「やっぱり福岡がいいよね」という結論になりました。

––林田さんはサニーサイドアップでは初となるフルリモート社員です。どのような流れで拠点を移したのでしょうか?

林田:まずは上長に本格的に福岡に拠点を移したい旨を相談しました。そのうえで具体的に、リモートでの案件の進め方やマネジメントの仕方を考え始めました。会社としても初めての取り組みだったので、制度変更や目標設定の仕方、組織での立ち位置などかなり調整いただき、1年くらいかけて準備して、福岡に引っ越しました。

九州でのPRを盛り上げ、いずれは支社も構えたい

––福岡に拠点を移して1年ほどになりますが、生活や心境はどのように変わりましたか?

林田:「こんなに準備をしてもらって福岡に来たら、もう東京には戻れないな」という気持ちですね。リモートで働きながらきちんとサニーサイドアップに貢献できるのかという不安もありますが、やり遂げたいと思っています。

ライフスタイルとしては、時間の使い方が変わりましたね。東京に住んでいたときは夜型で仕事終わりに同僚と飲みに行くことも多かったんです。でも福岡に引っ越してからは在宅で業務を進めていることや子育てをしていることもあり、あまり夜は出歩かなくなりましたね。朝型の生活リズムを送っています。

ですが、福岡にいると九州全体の案件や繋がりも増えますし、これまでとは違った人生の楽しみが増えた感覚はありますね。九州の方に東京の企業に勤めていることを話すと驚かれることも多いですが、歓迎してくれている実感がありますし、案件のお声がけもしてくださるのでありがたいですね。

福岡拠点のプロスポーツチームとの打ち合わせ風景

––現在はどんな案件を担当していますか?

林田:引き続き東京のクライアントさんも担当させてもらいながら、福岡をはじめとする九州の自治体やメーカーの案件にも携わっています。移住というよりは拠点が増えた、という感覚なので、担当しているクライアントは東京と九州で半々くらいです。

九州では代理店とタッグを組んで案件を担当させてもらうことも多いです。PRは「依頼したら売り上げが何%上がる」といった数字での結果がわかりにくいこともあり、まだ九州では「PRを依頼する」という手段を知らない方も多いです。そのため、今は代理店の広告と一緒に提案することでPRを浸透させている最中ですね。

––印象的な九州の案件はありますか?

林田:最近の案件で言うと、鹿児島県に100年以上前からある路面電車についてWEBメディアに取り上げていただいたんです。地方の話題は、ただ告知するだけだと地元の人だけに留まってしまいがちですが、「どんな狙いを持って取り組んでいるのか」「こんなチャレンジをしている」など、思いを届けることで全国的なニュースに転換することができます。

マグマやきいも電車写真参加者との記念写真

地方の方々も全国に届けたいというニーズを持っているので、もっといろんな企業や組織の思いを汲み取って発信していきたいですね。

––九州にはどんな可能性があると思いますか?

林田:福岡に屋台があったり大分に温泉があったりと、九州には観光コンテンツが豊富に揃っているんですよね。九州の自治体はインバウンドの施策としても観光に力を入れているので、自治体と一緒にPRをすることに可能性を感じています。

––今後の展望やチャレンジしたいことを教えてください。

林田:PRの可能性や面白さをもっと九州の人々に伝えていきたいです。PRの面白さに気づいてもらえたらサニーサイドアップへの依頼も増えますし、PR業界を目指す学生も増えると思うんですよね。今福岡で働いているメンバーは僕だけですが、ゆくゆくはサニーサイドアップの九州支社が作れるくらいに盛り上げていきたいです。

サテライトオフィス「ASO&Co.」に入居させていただいた時の様子

サニーサイドアップには、住むエリアや働く場所に制限されることなくチャレンジできる環境があります。

まだまだ知られざる魅力に溢れた九州含め地方の可能性を、全国や世界に発信していきたいと思う方とご一緒できたら嬉しいです!

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