サイド教授のPR講座(記者会見事情②)
サイド教授を中心に、様々な人がPRについて語るこちらのコーナー。
今回は、前回少しお伝えした「記者会見事情」の続きです。謝罪会見では、最近は野々村議員の号泣会見が話題ですね。
過去の記憶に残っている謝罪会見は、会見している人の隣でつぶやく女将がいたり、逆ギレする人がいたり・・・・メディアの方々の追及は手強いのです。だからこそ真実を伝える努力は必要ですよね。
こんにちは、サイド教授です。
今日は記者会見の話。
記者会見の大半は東京で行われています。
日本の場合、主要マスコミは東京に集中しており必然的に東京集中型となります。謝罪記者会見の場合、地方本社の会社や施設、学校などで、しばしば謝罪記者会見が行われますが、東京と比較すると格段に少ないことが実情です。新製品などのプラス効果を狙う記者会見の場合、金曜日と土日を避け、平日に行われることが一般的です。
これは、テレビ番組が月金ベルトで構成されているためです。
金曜日に記者会見をすると、翌日の土曜日で紹介してもらえる番組やコーナーが少なくなるからです。逆に謝罪記者会見の場合、あえて金曜日に行うこともあるようです。いずれにしても、PR専門会社に委託していることがほとんどで、そのため発表形態が類似していることは否めません。
広報より
上記にあるように、記者会見の発表形態は似ているのですが、だからこそ、目立つ記者会見があります。最近私が気になっている記者会見は、雑誌とのコラボレーション。
本日、集英社の雑誌「LEE」と食品メーカーがコラボした記者会見のニュースを見て、ふと、雑誌が関係する記者会見について考えてみました。
少し前ですが、マガジンハウスの雑誌「GINZA」がプロデュースしている記者会見もありましたね。記者会見では、「GINZA」の世界観を生かすことで、商品の世界観が引き立っていると感じました。(秀逸。オシャレでかっこよかった)
多様な業界、メディア、情報を扱うPR会社だからこそ考えることができる、記者会見が今後もっと登場するかもしれませんね。また、記者会見ではトラブルが発生することもあります。
私は過去、ある記者会見で、写真の使用がNGになったことがあります。
(担当者皆、真っ青になりました)
記者会見出演者が来日できず、記者会見が急きょ中止になったことも・・・。
そんなトラブル発生時、経験があるPR会社だからこそ関係者皆にとってベストな方法を考え、対応できるのかと思います。
(ネガティブな記事を掲載されるリスクがありますので・・・)