サイド教授の新PR講座 第5回 「“PRマインド”を鍛える3つの要素とは？」

サイド教授の新PR講座、第5回目です。
今回は「PRマインドの必須要素」について。
PRに直接携わらない方も、PRマインドの必須要素として読んでいただければ幸いです。
大きく分けて、3つの要素があります。

①情報収集力と分析能力
ネットだけでなく、新聞、週刊誌、書籍や街の看板、知り合いや友達など幅広い情報収集力が必要です。そして、もっと重要なことは、それらの情報を自分で分析するチカラです。

集めただけでは、意味ありません。
情報を自分の視点で加工し、自分の言葉にして相手に伝えることがポイントです。

②ふたつの立場を理解すること
伝える側のメディアと顧客企業の要望。このふたつの立場を理解することが、PR専門家です。そして、どちらに対しても、自分の言葉で説得する能力が必要です。

よくあるパターンで、どちらの立場からも「おかしいですよ、○○の言ってることは」と
いったことが世の中、往々にしてあります。しかし、世の中、大抵おかしいことだらけです。
まず、そこを認識すべき。

おかしいことだらけだから、PR専門家としての知識や経験を生かして、整理し、
アドバイスすることで、私たちPRパーソンは、お金を頂いているわけです。

よって、ふたつの立場を理解することが何より重要となるんですね。

③創造力と想像力
PRには新しい価値を創り出すチカラがあります。
そのチカラを生むために、“創造力”が欠かせません。もうひとつの“想像力”は
②とかぶりますが、様々な立場の人たちの立場や価値観を想像することです。
この、ふたつの『そうぞう（創造・想像）力』がひとつになった時に、
そこに社会性が生まれ、ニュースバリューとなるのです。

この仕事の面白いところは、長年やっていても答えが無いところです。
過去の成功体験も全然、役に立たないところも魅力です。

ですから、創造するために過去の成功体験や経験を壊し続けることも大切です。
この”壊す”という作業が出来ないと、若くても“古臭いおっさん”になります。

変わり続けることが必要であり、それがPRの魅力なのです。