サイド教授の新PR講座 第2回「ニュースバリュー~戦略PRの本質とは~」
サイド教授の新PR講座、第2回目です。
前回は「戦略PR」をテーマにしましたが、
今回は、戦略PRの要となる「ニュースバリュー」についてお話します。
ニュースバリューとは、「ニュースの価値」という意味でニュースの創造や加工の際に重要なキーワードです。ニュースの価値には様々な側面がありますが、分かりやすい例で言えば
「インスタ映え」に象徴されるように「画的」な要素です。
特に日常では見られない動画や写真はニュースバリューが高いものと言えます。
つまり、「画的」な側面を意識することで、より価値の高いニュースになるというわけです。スマートフォンが一般化した現代において、いかなるニュースもこの要素が必須です。
反対に、あまり大きくニュースにしたくない時、例えば、謝罪記者会見に代表されるような
危機管理広報案件の場合も、「画的」な考え方を応用することができます。
企業の不祥事の際の謝罪記者会見では、どこにでもいそうな、その辺の居酒屋で
ビールを飲んでいそうな、そういった感じの中高年の社長が最適です。
なぜなら「画的」な意味が限りなく、ゼロに近づくためです。
若くて美人の社長や端正な顔立ちの外国人社長などは、
「画的」に映えるため不利になります。
結論としては、「画的」というポイントは、いいニュースも悪いニュースも、
そのニュース自体が「面白い」か「面白くない」か、を選別するメインの物差しと言えるものなのです。
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