27通りの性が「みんなのすぐ隣にいる人」である世界へ!東京レインボープライド2017~新入社員フクイ編~
はじめまして!2017年4月に入社しました、新卒のフクイです。
先週の日曜日、新入社員11名で「東京レインボープライド2017」に参加してきました!
今回のブログでは、「東京レインボープライド2017」の内容紹介や参加して感じたこと
なんかを、新入社員目線で綴りたいと思います!
突然ですが、佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、田中さんという名字の人の数って、全国全名字の何割にあたるかご存知ですか?あるウェブサイトによると、日本人の名字ランキング堂々たる第1~第4位*1に輝いていました。その割合の合計は約8パーセント。
*1:出典:名字由来net
なぜこんな例を挙げたのかというと・・・
実はその割合、LGBTの出現率と同じといわれているんです。
LGBTは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者、性同一性障がいを含むこともある)の頭文字をとった単語の事を指し、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称です。
一般的にはまだまだマイノリティのイメージが強いのが現状ですが、LGBTの方々は、佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、田中さんと同じぐらい生活しているのです!
私たちが今回参加した東京レインボープライドは、 LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントで、ダイバーシティを推進しているサニーサイドアップは毎年この東京レインボープライドのPRサポートをさせて頂いております。
サポートを始めてから早5年、気が付けば100,000人以上の参加者を動員する大盛況のイベントになったといいます!セクシュアル・マイノリティが暮らしやすい社会への関心が目に見えて高まっているようですね。
さて、このイベントに参加するに当たり、東京レインボープライド共同代表理事でもある杉山文野さんに「LGBTに関する勉強会」を開催していただきました!
新宿・歌舞伎町のとんかつ屋さんを営む家庭で元気に育ち、我ながらかわいい女の子だったと語る杉山さん。性同一性障害と診断を受けた自身の体験を織り交ぜた『ダブルハッピネス』を出版したのは、セクシャルマイノリティは「みんなのすぐ隣にいる人」ということを伝えるためだったといいます。杉山さんの話を聞いて、私の隣にも自身の性について「言えない」との思いから、窮屈に感じている人がいたのかなあと考えさせられました。
突然ですが、あなたの性別は何ですか?性について考えるとき、どのように考えますか?
恋愛の対象が男性だから「女性」ですか?身体が男性だから「男性」ですか?
杉山さんは、性別について「カラダの性」「ココロの性」「スキになる性」の3つの要素で
考えたとき、どのように分けても今までの男性・女性にも当てはまらない性があるのではないか、と考えてみたとのこと。
例えば「カラダは女性でココロも女性、好きになる性も女性」という方と、
「カラダは女性でココロは男性、好きになる性は女性」という方の二人の性の考え方は
同じとは言えません。
こうして考えてみると、性別は男女の2つで分けられないどころか、何通りもの考え方があり、杉山さんのお話しでは、なんと“3×3×3=27通り”もあるんです。
世界には、結婚して子供もいるけど本当はトランスジェンダーだという人もたくさんいます。異性愛者という前提がある今の社会において、目に見えないセクシュアリティの問題に関しては、まだまだ「言えない社会」であるということは否定できません。
正直な話、これまで私は、「LGBTの認知は広がっている」と半ば人ごとに考えていました。しかし、想像以上にトランスジェンダーは身近な問題で、「認知」は広がっていても「理解」は進んでいない、ということにハッとさせられた思いでした。
この勉強会を通してLGBT・性の多様性についての理解を深めた私たちは、性の多様性を表す世界的なフラッグである6色のレインボーを象徴としている「東京レインボープライド2017」のメインイベントである「パレード」に行ってきました!
音楽に合わせて、旗や風船を振りながら、「ハッピープライド!」と叫びながら楽しく行進!
虹色に彩られた渋谷・原宿の道を、様々な性・国籍の方々とハイタッチしながら楽しく歩かせてもらいました!みんな、とにかく楽しそう!
誰もが暮らしやすい社会になってほしい、と杉山さんもおっしゃっていましたが、そのためには、マイノリティの方々は「身近にいる人かもしれない」ということを、社会全体が知らなくてはいけません。まずは、「たのしいさわぎ」を起こす、多様性を大切にする会社の一員として、大きな声で叫べる人間になろうと思いました。
ハッピープライド!
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