2021年 LGBTQ+コミュニティーを支援するプライド月間が世界各地ではじまる! | Diversity Lab Vol.1
こんにちは!
今回が初回となる「Diversity Lab」では、世界のインクルージョンをテーマにしたPR・プロモーション施策をご紹介。今回のテーマは「世界における”Allyship”施策」についてお届けいたします!
LGBTQ+のコミュニティーを支援・理解する、ストレート(異性愛者)を象徴する言葉であるAlly(アライ)とFriendshipなどに用いられる”ship”を掛け合わせた言葉【Allyship】。LGBTQ+ コミュニティーを支援する 姿勢や信条を指す象徴的な言葉として、海外で広く使われています。
そんな【Allyship】の輪を広げようとする、プライド月間が世界各地で開催されます。
今回の記事では、各地のプライド情報を中継!世界では、着々とプライド・パレードや月間に向けて、準備がされています。
日本では、世界に先駆け4月24日から25日にかけてオンラインでプライドウィークが開催されました。「#おうちでプライド2021」では、様々な分野で活躍される著名なゲスト計16名がオンライン・トークショーに登壇。
「声をあげる。世界を変える。」というテーマのもと、視聴者と自由トークが展開されました。「生き方」や「価値観」の多様化が進む現代に必要なマインドのヒントや、声をあげることの大切さを改めて考えさせるイベントでした。
画像出典元:特定非営利活動法人 東京レインボープライド
◎外資系企業から日系企業も!様々なかたちでプライド支援アイテム・キャラクター・サービスが誕生!
プライド月間では、各企業からLGBTQ+コミュニティーを支援する【Allyship】施策が数々登場します。その中から、私が厳選した施策をご紹介致します。
■株式会社ファミリーマート
個人的に一番驚いたのがこれ。
画像出典元:株式会社ファミリーマート
ファミチキも今年は、レインボーに。
東京レインボープライドに合わせ、看板商品である「ファミチキ」の袋を数量限定で性の多様性やLGBTQ支援を意味するレインボーカラー(6色)にて展開しました。そして、LGBTQ+の理解者・支援者(Allyship)の輪を広げること、すべての人が自分らしく活躍できる社会を目指すことへの表明をしました。
欧米限定での展開が主流であった【Allyship】施策ですが、日本市場にもどんどん広がりをみせています。
■Indeed Japan株式会社
「Indeed Rainbow Voiceプロジェクト2021」
画像出展元:Indeed Rainbow Voice プロジェクト2021特設サイト
サニーサイドアップでPRのサポートもしていますが、Indeed Japanは”ダイバーシティのある働き方を” をテーマに、LGBTQ+当事者のみなさんの、仕事や働き方に関する想いやご意見、悩みなどを伺い、それを社会に発信するプロジェクトを行っています。
「Rainbow Voice」は6月末まで募集しているので、ぜひあなたの想いや悩み、ご意見を投稿してみてはいかがでしょうか。
https://jp.indeed.com/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%81%82%E3%82%8C/rainbow
■Deckers Japan合同会社
ブランド:UGG
LGBTQ+のアイコン的存在のリル・ナズ・Xらとフューチャーした、#UGGPRIDEキャンペーンを展開。
日本では「PRIDEコレクション」の売上の一部を特定非営利活動法人 東京レインボープライドへ寄付。
画像出典元:Deckers Japan合同会社
■イケア・ジャパン株式会社
イケア、多様性を尊重するレインボーカラーのアイテムを発売。
売上の一部を非営利団体へ寄付、東京レインボープライド2021を応援
画像出典元:イケア・ジャパン株式会社
■日本テレビ
そらジローに新たな仲間、新お天気キャラクター「にじモ」誕生。
プライド期間によく見るこの虹は、LGBTQ+の象徴である6色のレインボー。
「いろいろな個性を持った人たちがみんな仲良くできるように」という願いから誕生したそう。
画像出典元:
日本テレビ「日本テレビお天気キャラクターに新たな仲間「にじモ」誕生!木原実&そらジローがコメント
お天気の虹と、多様性の象徴であるレインボーをかけた、素敵なキャラクターですね。
■Hotels.com
東京レインボープライド2021に協賛し、独自のキャンペーンを展開
画像出典元:東京レインボープライド オンラインブース内 Hotels.com
LGBTQ+のお客様に向けた旅行サイトを提供し、人気の旅行先やLGBTQ+関連のイベントを紹介したり、LGBTQ+フレンドリーな宿泊先を紹介するサイトが日本でも誕生しました。
エクスペディア・グループのHotels.comは、お客様により多くのLGBTQ+フレンドリーな宿泊施設をご紹介できるよう、パートナーである宿泊施設と協力を始めました。現在、日本では数百件のLGBT+フレンドリーな宿泊施設が登録されています。
検索時のフィルタリング機能『LGBT+への配慮』を開発したり、毎年恒例となっている『お客様が選ぶ人気宿アワード』に『LGBT+フレンドリー部門』を設けたり、LGBT+フレンドリーな宿泊施設を探しやすくしています。
今回のキャンペーンでは、東京レインボープライド2021の公式サイトにHotels.comのオンラインブース( https://trp2021.online/booth/hotels_com/ )を出展し、Zoomで旅行に関する質問を受け付けていました。また参加者から抽選で、下記プライドにもようされた、トラベルきっとをプレゼント。
また旅行が自由にできる時を楽しみに、心ふくらませるキャンペーンでした。
画像出典元:Hotels.com
以上私の選ぶ、日本国内における【Allyship】施策の紹介でした。
ピンク・ドラー(LGBTQ+の当事者が消費する、オカネのこと)の規模は、グローバルで約9,170億USドル(約96兆円)、日本国内で約6兆円と言われています。今日紹介した施策により、ピンク・ドラーの出費が期待されます。
当初は(といっても1年前)は、プライド向けのマーチ・グッズを出すのは外資企業くらい。欧米での展開の延長線くらいだったのが、たった1年で、日本市場にむけて本格に展開されるようになりました。
ゲイでもレズビアンでも、バイセクシャルでも、ストレートでも、世界で盛り上がりを見せるプライドに参加して、あなたの【Allyship】を表現してみてはいかがでしょうか。