新卒メンバーが語る!ダイバーシティの実現に向けて大切なこととは? 新人研修の一環で東京レインボープライドに初参加した様子をお届け!
こんにちは!2024年4月に入社したソーシャルリレーション局2部の斉藤と小野です!
突然ですがみなさん、渋谷・原宿の街を大行進したことはありますか?実はわたしたち、4月28日に人生初!その体験を東京レインボープライドでしてきました!
PRやコミュニケーションのプロフェッショナルも、LGBTQに対する正しい知識を持ち、適切なコミュニケーションを取ることが必要不可欠な時代。
サニーサイドアップグループでは、新しく会社にジョインするメンバーともそうした知識や考え方を共有したいという想いから、研修の一環としてダイバーシティについて学ぶ時間を設けているそうです。
そのなかで毎年、希望した新卒メンバーが同イベントに参加しています!
▼過去の記事はこちらから!
・2021年 LGBTQ+コミュニティーを支援するプライド月間が世界各地ではじまる! | Diversity Lab Vol.1
・「自分らしく生きよう:) BE YOURSELF!」 東京レインボープライド2018~新入社員スズキ編~
・ 「セクシュアリティも個性の一つ!みんな違って当たり前」東京レインボープライド2018~新入社員ヤマグチ編~
今年で30周年の節目を迎えた「“性”と“生”の多様性を祝福する」東京レインボープライド。今回のテーマは「変わるまで、あきらめない。」
年々熱が高まっており、参加人数は史上最大の27万人という大盛況ぶりでした。今、勢いが止まらない東京レインボープライドに参加した感想を、新卒メンバーの斉藤と小野で語りたいと思います!
▼東京レインボープライド公式サイト
https://tokyorainbowpride.com/
杉山文野さんによる講演
東京レインボープライドに参加する前に、株式会社ニューキャンバス代表/特定非営利活動法人東京レインボープライド共同代表理事を務める杉山文野さんから、新卒メンバー向けに講演をしていただきました!
杉山さんは、LGBTQの啓発を中心とした飲食店の経営やイベントの運営、全国各地で年間100本を超える講演会やメディア出演などを積極的に行われており、日本初となった渋谷区・同性パートナーシップ制度制定にも関与。現在は日本フェンシング協会理事、日本オリンピック委員会理事なども兼任している方です。
杉山文野さんについて(公式WEBサイト)
講演は、まず日本がLGBTQ支援の点で他国と比較し遅れをとっている現状から始まり、日本におけるLGBTQの歴史や、実施されている支援などの基礎知識を学びました。
そして、杉山さんの実体験を交え、当事者の方々の生きづらさや、見た目だけではセクシャリティが判断できないからこそ、カミングアウトしやすい社会にしていくことの重要性についてお話しいただきました。
当事者の方々が抱く葛藤や不安な気持ちはわたしたちの想像を遥かに超えるもので、新卒メンバー全員、真剣な面持ちで杉山さんのお話を聞いていました。
改めて、たくさんの学びを与えてくださった杉山さん、ありがとうございました!
〜ここから斉藤と小野の語りが始まります。脳内でアテレコをしてお楽しみください。〜
小野:杉山さんのご講演の中でも何が一番印象的だった?
斉藤:わたしは、講演冒頭でお話しいただいた、“国会議員のLGBTQ比率が0.1%”ということに衝撃を受けたかな…そんなに少ないの?!って率直に思っちゃった。
小野:それに、「法律や制度を決める場である国会に当事者の方がほとんどいない状態で議
論が進められていることが、LGBTQ支援を遅らせている原因の一つだ」っておっしゃっていたよね。
斉藤:社会的に少数派の人たちのことを、多数派の人たちだけで決めるって、確かに違和感があるかも…
小野:でも、その違和感に気づいたわたしたちだからこそ、社会に対して発信できることが必ずあるとも思えた!
斉藤:そうだよね。それに、LGBTQって聞くと、無意識に社会課題って思ってしまうけど、人間誰だって1つぐらい人に言いづらい悩みを持ってるものだよね。もしかしたら難しく考えすぎていたのかも。
小野:杉山さんも「誰一人として同じ人がいない社会では、さまざまなマイノリティを持った人が集まってマジョリティになる」とおっしゃっていたよね。斉藤さんにも人に言えない悩みってある?
斉藤:…。めっちゃある(照)
小野:わたしも…(笑)そう思うと、LGBTQをとても身近に感じられるよね。
斉藤:うんうん!他に印象的だったことはある?
小野:わたしは、LGBTQを支援するAlly(アライ)が、当事者の方々に対して「わたしには打ち明けても大丈夫だよ」って意思表示をする、“ウェルカミングアウト”をこの講演で初めて知って、すごく興味深かった!
斉藤:ウェルカミングアウトってすごくポジティブな言葉で素敵だよね!
小野:そう!LGBTQの方と同じように、Allyの人たちも見た目じゃ判断できないって気付いたの!でも、わたしはAllyの一人として何をすればいいのか、具体的な行動がまだ浮かばなくて…。
斉藤:それなら、それを見つけるための東京レインボープライドだね。このイベントは当事者の方だけじゃなくて、誰でもみんな参加できるんだから!
小野:そうだよね!思いっきり楽しんで、自分にできることを一つでも多く見つけてみよう。
イベントに参加した感想は?
小野:いや〜〜!とても楽しかったね〜!参加して本当に良かった。
斉藤:うんうん、想像以上に人がいて、盛り上がりがすごかった!
小野:実際に会場に行ってみると、テレビや雑誌で見るより熱気が感じられて、参加している人もみんなキラキラしてた!
斉藤:わたしたちもみんなでほっぺにレインボーマーカーをつけて参加したよね。
小野:あれ描くの結構難しかった(笑)
斉藤:それに、参加してる人が自由な格好で“自分らしさ”全開だったのがすごく印象的だったよね。小野さんは何が一番印象に残ってる?
小野:パレードへの視線に、いい意味でギャップがあったことかな。大音量の音楽と一緒に渋谷・原宿を行進するって、街中の人からどう見られるのか、少しだけ心配だったんだよね。
でも、周りの人も目をキラキラさせて「Happy Pride!」って言いながらハイタッチしてくれたり、手をふってくれたりして嬉しかった!
あの瞬間ハイタッチを交わした人がLGBTQかどうかなんて気にしていなかったし、みんな同じパレードを楽しんでいる仲間として繋がっていたと思う!
斉藤:実は当日の様子をInstagramにアップしたら、LGBTQの友達からいいねが来たんだ。知らない間に”ウェルカミングアウト”できてたってことだよね!
小野:すごい!わたしも杉山さんの講義を聞いて、どうすれば自分がAllyって分かってもらえるか悩んでたんだよね。だけど、案外気軽に発信することが大切なんだって分かったよ。
斉藤:確かに!それにとにかく楽しかったから、また来年もみんなで参加したいね!
最後に
社会はそれぞれ異なるマイノリティの要素をもった人たちで構成されています。
その違いが当たり前として受け入れられ、「Happy Pride!」と胸を張って言える社会。これがわたしたちが目指すべきゴールなのだと強く感じます。
そして、PRパーソンとして、自分らしく生きられる社会に“変えられるまで、あきらめない”姿勢をずっと持ち続けたいと思います。
最後まで読んでくれたそこのあなた!
この機会にぜひ、ダイバーシティについて一緒に考えてみませんか?
斉藤・小野:Happy Pride!!
この記事を書いた人
小野緋和子(オノヒナコ)
北海道出身。PRで人々の可能性を広げることを目標に2024年4月入社。幼少期に抱いたプリキュアへの愛を今でもなお持ち続けており、来世はキュアブラックになることを目指して毎日奮闘中。
斉藤波奈(サイトウハナ)
大学時代、体育会イベントの広報をしたことからPRを志望し、2024年4月に入社。神奈川県出身。何事にも熱しやすくすぐハマるタイプ。今は頼れるPRパーソンになるため日々奮闘中。