宇宙へのわくわくが止まらない!「野口宇宙飛行士 ミッション報告会」レポート。JAXA野口聡一宇宙飛行士と豪華ゲストによる貴重な2時間半をお届け!
みなさんこんにちは!
4月に入社して早半年、毎日新しいことだらけ、新卒の小森です。
今回は、私が携わったJAXA 野口聡一宇宙飛行士(以下、野口宇宙飛行士)の広報活動から、先日行われた「野口宇宙飛行士 ミッション報告会」をご紹介します。
あの大人気漫画の編集者や、日本人初の民間宇宙飛行士として、ISS滞在を目前にしたあの人など、豪華ゲストも続々登場した報告会の様子を特別にお届けします!
ISS滞在時間は日本人最長の335日!宇宙から3度目の帰還を果たした野口宇宙飛行士によるオンラインイベントを開催!
今年5月2日、宇宙から3度目の帰還を果たした野口宇宙飛行士。ISS滞在期間は合わせて335日となり、日本人最長記録を更新したことは皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか?
そんな中、国立研究開発法人宇宙航空研究機構(JAXA)が、野口宇宙飛行士の3度目の宇宙滞在で行ったミッションの成果を報告する、「野口宇宙飛行士 ミッション報告会」を開催。平日の夜にも関わらず多くの方にご視聴いただきました。
人気漫画「宇宙兄弟」の編集に携わった敏腕編集者、佐渡島氏とのスペシャルトークで幕開け!㊙エピソードに視聴者も大興奮
イベントの幕開けとなる最初のトークセッションは、人気漫画「宇宙兄弟」の編集に携わった佐渡島庸平氏が登場。実は10年前、「宇宙兄弟」の連載が始まる頃、野口宇宙飛行士に取材を行っていたという佐渡島さん。トーク内では「宇宙兄弟」のマル秘エピソードが出てくる一面も。例えば、宇宙兄弟で描かれる「三次元アリ」のお話は、野口宇宙飛行士と佐渡島さんがレストランに行った際、テーブルにあった紙ナプキンに野口宇宙飛行士が描いたことが始まりだったのだとか。10年越しとは思えないテンポで展開される、お二人の宇宙と漫画への熱い想いの伝わるトークに目が離せない20分間となりました。
野口さん、宇宙飛行士の次はまさかのスペースコンダクター!?元・現JAXA宇宙飛行士が宇宙の未来を真剣に語ってみた
イベント中盤では、2010年に野口宇宙飛行士とISS同時滞在を果たした山崎直子氏が登場。”これからの宇宙飛行士の役割について”という題材に野口宇宙飛行士は、「今後はスペースツアーコンダクター(としての役割も)もいい仕事だと考えています」と回答。一方、山崎さんは「民間の方が宇宙に行けるような土壌を作りたいです」と語りました。
現役JAXA宇宙飛行士の野口さんと、現在は一般社団法人Space Port Japanにて宇宙ビジネスを盛り上げる山崎さん。それぞれの視点から語られる宇宙の未来は、どこかファンタジーでどこか現実味のある、わくわくする内容となりました。
日本人初の民間人宇宙飛行士として、ISSへの渡航・滞在を予定している前澤友作氏が、訓練中のロシアから生出演!!
なんとなんと、イベントの最後には今年の12月に日本人初の民間人宇宙飛行士として、ISS滞在を予定している前澤友作氏が、訓練中のロシアから生出演!12月に宇宙に飛び立つ前澤さんと、宇宙から帰還した野口宇宙飛行士の対談が実現しました。
野口宇宙飛行士を前に現在ロシアで実際に訓練を受けている前澤さんは、「正直ここまで訓練が真面目・大変・長期とは想像していなかったです」と率直な思いを口にし、改めて宇宙飛行士の方々への敬意を示しました。そしてそれを受けた野口宇宙飛行士は、「きつい実際の宇宙飛行士の訓練を受けることができるのも貴重な経験の一つ。それこそが醍醐味!あと少しです、頑張って!」と、前澤さんへエールを送りました。
イベント内では視聴者からの質問にリアルタイムで回答するコーナーも!
イベントでは、YouTubeのコメント欄を通して視聴者からの質問にリアルタイムで回答するコーナーを実施!
「船外活動をする際に恐怖心はありますか?」という質問に対し、野口宇宙飛行士は「これまでは”無い”と語ってきましたが…今回の船外活動ではISSの一番端まで行き、手すりから身を乗り出して作業をしました。手すりの先はまさに漆黒の宇宙。その先からは光が何も返ってこない。ヘッドライトの反射もない。指先一個で『虚無の世界』との境界点に立っていると実感しました」と回答。
野口宇宙飛行士にしか語ることのできない、華やかな宇宙のイメージに対してのリアルを感じることができ、個人的にも印象深いシーンとなりました。
またその他にも、10年後の宇宙でやりたいこととして、「月でお風呂に入りながら地球を見たい」といったわくわくする野望も回答していました。
私自身、元々は「宇宙」についてなんとなくすごいな~と感じていただけでした。
ですが、今回のイベントを通して、実際に宇宙滞在を体験してきた野口宇宙飛行士や、宇宙開発に携わる多くの方々の口から語られるエピソードを直接伺い、不可能を可能にしようと必死に動いている人がこんなにもいたことを初めて知りました。
宇宙ってどんな感じなんだろう、星はどう見えるのかな、一度は地球を見てみたい。そう思っている皆さんが、実際に宇宙へ到達する日は意外と遠くない未来かもしれません。
私は今、そんな嬉しい予感を感じています。
そして入社してわずか半年でこの大きな案件に少しでも携わることができたことを嬉しく思っています。
最後に、今回の記事で「見逃したー!」「見たかったー!」と思ってくださった皆さんに朗報です。なんとこちらの「野口宇宙飛行士 ミッション報告会」、現在公式YouTubeチャンネルにてアーカイブが公開されています!!
見てみるだけでぐっと宇宙が近くなる、宇宙飛行士になれた気がする、そんな体験ができる報告会です。おうち時間のお供に、ぜひご覧ください!!
【野口宇宙飛行士公式SNS】
・Twitter:@Astro_Soichi
・Instagram:astro.soichi
・YouTube:https://www.youtube.com/c/astrosoichi
・アーカイブ動画:https://www.youtube.com/watch?v=WSLW9DCQSU8
この記事を書いた人
パブリックリレーションズ事業本部 3局スポーツ
小森 彩香
東海大学卒業後、今年4月にサニーサイドアップに入社。小学生の頃通っていたスイミングスクールでひたすら唱えさせられていた、「明るく仲良く元気よく!」の精神が未だ離れず、周りから頻繁に悩みなさそうと言われることが自慢。入社してからは宇宙、スポーツブランド、フライドチキン…幅広いジャンルのお仕事に携わり、毎日驚きながら経験を重ねています。
※所属は記事執筆時のものです