東京レインボープライド共同代表理事の杉山文野さんが登壇｜SSUGカンファレンスプログラム「EGG」第8回

WRITTEN BY

生田大樹（サニーサイドアップグループ　社長室　広報グループ兼ソーシャルグッド推進室）

2022.10.06

こんにちは。サニーサイドアップグループ広報の生田です。

突然ですが、サニーサイドアップグループには独自のカンファレンスプログラム「EGG」という学びの場があります。「EGG」ってなに？たまご？どんなプログラム？と思われる方が多いと思いますので、まずは「EGG」について簡単にご説明します！

「EGG」とは…

Entertainment Group Gatheringの略称。過去にサニーサイドアップグループでは、世界的なアーティストの方やWEB業界での有名ライターの方々などをお招きし、さまざまな社内セミナーを実施してきました。これまで“点”で実施してきたセミナーを“面”として体系化し、カンファレンスプログラム「EGG」として社内外に発信。SSUグループ全体のブランディングを推進していこうという背景があります。

コンセプトは「たのしいをアップデートする」。コミュニケーションやエンターテインメントの世界で活躍するプロフェショナルたちを招き、メディア、アート、広告、フードマーケティング…さまざまな切り口で、“たのしく世の中と関わり、動かす術”を学ぶきっかけを創ります。

カンファレンスプログラム「EGG」公式WEBサイト

ありがたいことに、たくさんの反響をいただいている「EGG」。8回目の開催となった今回、登壇していただいたのは、株式会社ニューキャンバス代表／特定非営利活動法人東京レインボープライド共同代表理事を務める杉山文野さんです！

杉山さんは、LGBTQの啓発を中心とした飲食店の経営やイベントの運営、全国各地で年間100本を超える講演会やメディア出演などを積極的に行われており、日本初となった渋谷区・同性パートナーシップ制度制定にも関与。現在は日本フェンシング協会理事、日本オリンピック委員会理事なども兼任している方です。

杉山文野さんについて（公式WEBサイト）

東京レインボープライドのサポートをさせていただいたり、杉山さんには新人研修にてご登壇いただいたりと、長くお付き合いをさせていただいている方のお一人です！

今回の講演テーマは、「はじめてのLGBTQ ～性の多様性と人権について～」。

「LGBTQ」などの性的マイノリティへの認知の拡大、それに伴う関連の取り組みが社会全体で急速に広がっている中で、PRにおいてもLGBTQに関する情報発信にさまざまな配慮が求められる時代を迎えています。

PRやコミュニケーションのプロフェッショナルもLGBTQに対する正しい知識を持ち、適切なコミュニケーションをとることが必要不可欠になってきている今、「LGBTQってなんだろう？」「実際どんなことに困っているのだろう？」など、知っているようで知らない知識について、当事者の視点からお話しいただきました。

サニーサイドアップのオフィスで開催した今回の「EGG」には、2022年入社メンバーを中心にオフラインで参加。オンラインで参加したメンバーを含めると、総勢60名を超えるたくさんのメンバーが学びました。

新卒メンバーが食い入るように杉山さんのお話を聞きます…

講演は60分という短い時間で、あっという間に終了してしまいましたが、講演終了後の質疑応答の場では、「親が子供の性について気にかけてあげるべきことはありますか？」という質問が寄せられたり、杉山さんが学生時代にカミングアウトしたことによって、生活しやすくなったというエピソードに対し「LGBTQに対する制度や工夫は日々アップデートされたり、生まれてきていますが、率先して“（当事者の方が）カミングアウトしやすい環境作り”をしていくことが、誰もが過ごしやすい環境作りにつながるのかなと思いました。」という感想などが多くあがりました。

今回の講演について杉山さんは、「LGBTQの基礎知識やメディア表現に対しての要望や質問をいただけたことがとても嬉しかったです。短い時間でしたが、皆さまに真摯に聞いていただけたことが実感できる場所でした」とコメント。