祝!ビジネス界のオスカー賞「スティービーアワード」を今年も受賞! ~ NY授賞式のドタバタ劇を乗り切った社長室メンバーがスピーチをする!の巻~
「Most Innovative Public Relations Agency of the Year is…SUNNY SIDE UP!」
恰幅の良いプレゼンターがそう告げると、スピーチ直前まで何度も原稿を読み直していた彼は、緊張した面持ちで壇上へと向かっていった…。
話の始まりは今年の春。とても嬉しいニュースが会社に届いた。
アジア・パシフィック地域の企業・団体を対象にした「スティービーアワード アジア・パシフィック賞」の「今年1番イノベーティブだったPRエージェンシー」部門、そして「イベントを利用したイノベーティブな活動」部門にて、サニーサイドアップが銀賞と銅賞を受賞したと
広報グループに連絡が入ったのだ。
ビジネス界のオスカー賞と呼ばれる「スティービーアワード」。
日本ではまだまだ馴染みが薄いが、発祥の地・アメリカでは最も有名なビジネスアワードの
ひとつとして挙げられている。
過去にはコカ・コーラ社や株式会社ファーストリテイリングといった世界の名だたる企業が受賞しており、その授賞式の華々しさは本家・オスカー授賞式の雰囲気そのもの。
(筆者は本家には出席した経験は無いので、あくまでもイメージです)
昨年末に弊社、そして弊社代表の次原が「女性ビジネス賞」で金賞・銀賞を受賞した際の、
NYで開催された授賞式でのドタバタ劇も記憶に新しいところだ。
(その時の様子はこちら:「祝!スティービーアワード金賞受賞!~輝かしい舞台の裏側に隠された社長室メンバーの苦悩~(前編)」)
毎年、世界のいろいろな都市で開催されるスティービーアワードの授賞式。
今回の「スティービー アジア・パシフィック賞」の授賞式は東京で開催され、僕も参加することになった。
申し遅れました。今回のブログ担当、PR部所属のOと申します。イチ社員である僕が授賞式に参加することになった詳しい理由は割愛しますが、アジアのパワフルなビジネスマン達が一堂に会した授賞式の模様をレポート形式でお送りします。
会場には、韓国やシンガポール、インドといったアジア各国から集ったビジネスマンが勢揃い。応募数700組織以上(22ヶ国)の中から選ばれたおおよそ70の企業や団体の代表が
ここ東京に集まっており、様々な言語が飛び交うロビーは、華やかさと共に異様な熱気に
包まれていた。
授賞式はディナー形式。円卓に通されると、隣には弊社社長室のRの姿が。
何を隠そう、Rは先に紹介した昨年のNYでのドタバタ授賞式を乗り切った張本人。
英語にも長けている彼は、社長に代わり、本日のスピーチを任されている。
僕らのテーブルには、いつもお世話になっている記者の方や関係者が座っており、
スピーチ前だと言うのに、Rもワインを片手に皆さんとの会話を楽しんでいる。
この後、壇上に上がって英語でのスピーチを控えているというのに、余裕綽々じゃないか…。
僕が彼のワインの手を止め、「緊張とかしないんですか?」と聞くと、
「原稿を携帯で見ながらスピーチするから、大丈夫」と言い、またワインを飲みだす。
するとテーブルの記者さん達から一斉に「スピーチ原稿を読みながらのスピーチはクールじゃない」と非難され、Rの表情は一気に変わった。
急に言葉数も少なくなり、気が付けば飲み物もウーロン茶に変わっている。いつもの冷静で落ち着いている姿とは少し様子が違う。僕は気づいた。あっ、緊張しているな。笑
「今日はバッチリスーツを着こなして、まるで香港の映画俳優のようですね!」
と緊張をほぐすように僕。
(参考:「祝!スティービーアワード金賞受賞!~輝かしい舞台の裏側に隠された社長室メンバーの苦悩~(後編)」)
笑顔を見せたRだったが、どうやらまだまだ緊張している模様…。
スピーチは1企業につき30秒(!)と定められており、コンパクトで的を射たコメントが求められる。授賞式が始まると、受賞した企業代表が、時には流暢な英語で、時には熱のこもった母国語でスピーチを披露していく。
各企業のスピーチが着々と進行するにつれ、iPhoneにメモされたスピーチ原稿を何度も読み直し、書き直すR。円卓を共にしていた列席者が、最後の最後まで添削してくれているのだ。円卓は、既にひとつのチームになりつつあった。
(隣で僕がディナーコースのデザートまで平らげてしまっていたことは伏せておく)
そして、ようやくプレゼンターの口が、聞き覚えのある社名を告げる。
英語勉強中の僕でも聞き取れる言葉で!
「Most Innovative Public Relations Agency of the Year is…SUNNY SIDE UP!」
我ら円卓のメンバーは、盛大にRを送り出した。
「ありがとうございます。こうした賞を受賞でき大変光栄に思っております。
サニーサイドアップは日本で大きなPRエージェンシーですので、
ぜひ日本で話題を作りたいときは、我々にご連絡をください!」
Rがこう言った後、会場がその日一番の笑い声(と拍手!)に包まれた。
受賞スピーチでまさか会社をアピール、営業するとは、さすがは“イノベーティブな
PRエージェンシー”のPRマンであった。
最後に。今回受賞した「今年1番イノベーティブだったPRエージェンシー」部門と
「イベントを利用したイノベーティブな活動」部門は、銀賞と銅賞ながらも、
次原を含めた“サニーサイドアップ社員全員”に向けられた賞である。
「たまには楽しくないこともあるけど(笑)、来年は全員で『金』を獲りたいな」。
銀と銅の受賞プレートを見ながら、ふとそんなことを思い、僕は授賞式会場を後にした。
“たのしいさわぎ”づくりは、今日も続く。