10周年を迎える「CRAFT SAKE WEEK 2026 with OMAKASE byGMO at ROPPONGI HILLS」――PRから運営までを手掛けるサニーサイドアップの“共創力”とは
2026年、「CRAFT SAKE WEEK」は10周年を迎えます。
厳選された日本酒と一流料理を楽しめる日本食文化の祭典であるこのプロジェクト。オーガナイザーでありサニーサイドアップグループの執行役員エグゼクティブオフィサーを務める中田英寿さんが、全国47都道府県をめぐり出会った日本酒・農業・工芸などの日本文化の素晴らしさと可能性を強く感じたことから、2016年にスタートしました。
サニーサイドアップは中田さんの想いに共感し、プロジェクト開始当初から運営主体として、包括的にCRAFT SAKE WEEKを創り上げてきました。

PRパートナーとして、そして運営を担う一員として、どのような想いで本プロジェクトに臨んでいるのか。CRAFT SAKE WEEKを担当するサニーサイドアップの舩山駿と上野文に、その胸中とプロフェッショナルな仕事論について話してもらいました。
イベントの根幹から作り上げる、PR×運営の相乗効果
――お2人は今回のCRAFT SAKE WEEKでどのような役割をされているのでしょうか。また普段はどのような案件を担当されていますか?
舩山:わたしはリカバリーウェアのPR・コミュニケーションや日本酒の品評会「SAKE COMPETITION」の運営・PR、中田さんに関わる案件など、幅広いプロジェクトに携わらせていただいています。2026年4月17日(金)から開催される「CRAFT SAKE WEEK 2026 with OMAKASE byGMO at ROPPONGI HILLS」においては、主に協賛企業さまとの連携や、イベントを成り立たせるためのスキーム構築、そして13日間にわたる当日の全体運営を統括する役割を担当しています。

サニーサイドアップ 舩山駿(ふなやま しゅん)
上野:わたしはサニーサイドアップに新卒入社後、メディアプロモートを経て、現在は旅マガジン「NIHONMONO(にほんもの)」やAmazon Audible、SNSなどの中田さんに関連するプロジェクトの制作周りを担当しています。CRAFT SAKE WEEKでは、『NIHONMONO おつまみ&スイーツ』のブースのラインナップ選定、現場スタッフの教育、そして中田さんとともに過去のデータを分析しながら、実店舗の運営サポートを行っています。

サニーサイドアップ 上野文(うえの あや)
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――PRだけでなく、CRAFT SAKE WEEKの運営まで携わっていらっしゃるんですね。「PR会社が運営まで手がける」というのは、一般的なPR案件とはかなり勝手が異なるのでしょうか。
舩山:そうですね。一般的なPR案件は「完成したプロダクトやイベントをどう広めるか」が中心ですが、CRAFT SAKE WEEKは異なります。会場の設営調整、さらには数千万単位の資金調達・協賛まで、イベントの根幹部分から、わたしたちが中田さんの想いを形にするための“橋渡し”として動いています。
上野:CRAFT SAKE WEEKの他にも、サニーサイドアップはもともとPR会社でありながら、シドニー発のオールデイダイニング『bills』を手がけたり、“世界一美味しい市販日本酒”を決める品評会『SAKE COMPETITION』の実行委員会の一員を務めています。PR施策の企画・実行だけでなく、制作を含め、PR発想を軸とした幅広いソリューションを持っていたり、創業40年を超える中で、さまざまな業界や知識人とのリレーションもある。そこは、わたしたちの強みだと思います。
メディアの知見を活かして露出を担うPRチームと、現場のこだわりを熟知する運営チームが近い距離で連携できるのは、こういったプロジェクトに関わらせていただく楽しさの一つかもしれません。
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――中田英寿さんが主宰している企画ですが、中田さんとのやり取りにおいて、特に意識されていることはありますか?
上野:中田さんは自身の中に明確なビジョンを持っていますが、ただそれをそのまま実現するのではなく、サニーサイドアップ側からの意見や想いについても尋ねられることが多くあります。わたしたちがプラスアルファのアイデアを提案する上で「裏付け」を大切にしています。
舩山:わたしたちは橋渡しの役割として、中田さんの想いと、パートナー企業や建築家の方々の想いを双方向に伝える必要があります。それは、ただ情報を横に流すのではなく、自分たちが培ってきたノウハウや知見に加え、サニーサイドアップが介在する価値をどう体現するかが重要です。そこは常に意識していますね。

過去最長13日、日本文化をアップデートする知見の“深化”
――10周年となる今回は、過去最長の13日間開催となります。準備はいつ頃から始まったのでしょうか。
舩山:前年のイベントが終わった5月には翌年に向けた反省会を行い、8月末には実働し始めています。130もの酒蔵さんが参加し、20店舗のレストランが出店するこの規模を成立させるには、1年がかりの準備が必要でした。ここ最近は、CRAFT SAKE WEEKにフルコミットと言って良いくらいですね。
上野:NIHONMONOブースでは、NIHONMONOだからこそできる、生産者の魅力の発信という側面も大切にしています。賞味期限の管理や利益率のバランスを考えつつ、一過性のイベントで終わらせないように、次へ繋がる開発や生産者さまとのリレーションを築いていくことで、「にほんもの」の意義を感じさせるような運営を行うことを大切にしています。
――今回の会場デザインは重松象平さんが手がけ、「藍染めの暖簾」がテーマになっていますね。
舩山:はい。これまでのCRAFT SAKE WEEKは木材主体で揺らぎのない空間でしたが、今年は「風に揺れる暖簾」という、これまでの空間とは異なる「動き」のある設計です。重松さんが描くイメージを、限られた予算と会場の制約の中でどう実現するか。そこがわたしたちの腕の見せ所。会場特有のビル風の影響などを考慮しながら、来場者が日本文化を五感で体感できる空間を絶賛構築中です。
上野:『NIHONMONO おつまみ&スイーツ』ブースでは、NIHONMONOだからこそできる、生産者の魅力の発信という側面も大切にしています。賞味期限の管理や利益率のバランスを考えつつ、一過性のイベントで終わらせないように、次へ繋がる開発や生産者さまとのリレーションを築いていくことで、「にほんもの」の意義を感じさせるような運営を行うことを大切にしています。

上野:毎年、この会場でのイベントに携わっているからこそ、わたしたちはビル風をはじめとした会場の特性を熟知しています。これまでは、ブースによってエリアがきっちりと分けられている印象でしたが、「暖簾」という揺れ動くものがテーマとなったことで、エリアが分かれすぎず、風の動きとともに全体を楽しんでいただけるようなものになっています。きっと、これまでとはまた違った日本酒の楽しみ方を見つけられるのではないでしょうか。

――今年は、GMOインターネットグループが特別協賛になっていますね。
舩山:10周年という大きな節目に、冠スポンサーとしてGMOインターネットグループさまにご協力いただくこととなりました。インターネット事業を行うGMOインターネットグループさまのご協力を得ることで、公式SNSやホームページだけでなく、日本文化を国内外へこれまで以上に強力に発信していくチャンスだと捉えています。
上野:発信力が強くなったことで、特にこれまで日本酒に馴染みのなかった若い層の方々が、単に「美味しい」という感想で終わるのではなく、より深く日本酒に興味を持ってもらえるきっかけになればと思いますね。先日の会見で中田さんも話されていましたが、CRAFT SAKE WEEKは若い方々に広がってきた興味を後押しするようなイベントでありたいですから。

2月26日に行われた「CRAFT SAKE WEEK 2026 with OMAKASE byGMO at ROPPONGI HILLS」開催10周年記念スペシャルトークセッションの様子
――デジタル活用の面では、以前から展開されているアプリ「Sakenomy」もポイントですね。
舩山:そうですね。会場で「Sakenomy」を活用いただくことで、蔵元さんと直接話す以外でも、お酒の特徴や背景をその場で手軽にインプットできます。自分が飲んだお酒をアプリに記録できるので、イベントが終わった後も日本酒との出会いが続いていく、そんな楽しみ方をしていただくことができます。
上野:アプリを通して、そのお酒が造られた背景などを知るきっかけになればいいですね。こうしたテクノロジーとの相乗効果によって、日本酒を味わった後の知見が深まっていく。これは、10年という積み重ねがあるからこそ提示できる、新しいフェーズの体験だと考えています。

イベントだけで終わらせない、出会いを次のビジネスと価値創出へ
――大規模なプロジェクトを動かす中で、お2人が感じている仕事の面白さや原動力は何でしょうか。
上野:長い準備期間を経て、これまで一緒にいろいろなものを作り上げてきた信頼あるクリエイターや現場スタッフと一丸となって最高のものを作り上げる過程に、大きなやりがいを感じています。会期が始まってからは、CRAFT SAKE WEEKの現場に、自分の友人や家族も足を運んでくれることも。大切な人たちが楽しんでいる姿を見られることは、忙しさを超えるモチベーションにも繋がっています。
舩山:わたしは、このイベントを通じて生まれる「出会い」を特に大切にしています。スポンサー企業さまやパートナーの皆さま、また会場にCRAFT SAKE WEEKを楽しみに来ていただくご来場者の皆さまとの関係を、このイベント限りのものにしたくありません。CRAFT SAKE WEEKで築いた信頼をベースに、「次はこんな面白いことを一緒にやりましょう」と新しいビジネスや施策へ繋げていく。そうしたリレーションの連鎖こそが、この規模のプロジェクトを動かす醍醐味だと感じています。個人的には、日本酒を目的に日本各地への旅行が増えていることに楽しみを感じています!

――今回の経験を経て、今後どのようなことに挑戦していきたいですか。
舩山:自社だけで完結するのではなく、多様な企業や専門家を巻き込み、世の中にポジティブな影響を与えるニュースや施策を作り出していきたいですね。CRAFT SAKE WEEKで培った「多くのステークホルダーを束ね、一つの形にする経験」は、今後のあらゆるPR提案において大きな糧になると確信しています。
上野:わたしは、日本各地の生産者さんや職人さんの声を直接聞き、その魅力を届けることに、さらに力を入れていきたいです。現場の皆さんが当たり前だと思っていることの中に、実は世界を驚かせる価値が眠っています。そうした「本物」の魅力を、PR・コミュニケーションの力で多角的に発信し、意外なコラボレーションを生み出していく。ものづくりとPRを掛け合わせた新しい価値創出に、これからも挑戦し続けたいです。

130の酒蔵、20のレストラン、そしてパートナー企業やデザイナー、スタッフなど、無数のプロフェッショナルたちが交差して、「CRAFT SAKE WEEK」という場所は作られています。
10年という歳月をかけて積み上げられた信頼と知見。それは、いわゆるイベント運営のノウハウではなく、まだ見ぬ価値を世の中に送り出し、新たな価値を創出するサニーサイドアップの「共創力」の証です。
「CRAFT SAKE WEEK 2026 with OMAKASE byGMO at ROPPONGI HILLS」は、2026年4月17日(金)から29日(水・祝)まで、六本木ヒルズにて開催されます。日本酒を通した新しい日本文化との出会いに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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▼「CRAFT SAKE WEEK 2026 with OMAKASE byGMO at ROPPONGI HILLS」 の公式サイトはこちら |



