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サイド教授のPR講座(新聞③)

サニーサイドアップのサイド教授を中心に、様々な人がPRについて語るこちらのコーナー、
本日は、PRに携わる人は絶対知っている(知らないとまずい)「新聞」の解説を行います!
(地方紙・ブロック紙編)

suzuki

日本の新聞は、幅広いニュースを扱う一般紙と、特定の業界やテーマを扱う専門紙(業界紙)に大別されるが、一般紙のうち、全国をカバーするものを全国紙、特定の地域をカバーするものを地方紙と呼ぶ。地方紙の中でも、北海道全域をカバーする北海道新聞や中部地方をカバーする中日新聞、九州をカバーする西日本新聞のように、より広い範囲をカバーする発行部数の多いものをブロック紙と呼んでいる。
(広報・マスコミハンドブック PR手帳2014/2013/日本PR協会 より)

日本には、主要な地方紙、ブロック紙が約60紙あります。
地方によっては、一般紙(朝日・読売・毎日・産経)よりも多く発行している新聞も少なくありません。地方紙(ブロック紙も)は、地方面が充実しており、地域のイベントや経済、政治のニュースが一般紙の地方面より充実しています。特に一般の方々の訃報記事が多く、過去にお世話になった方の通夜、葬儀の日時や会場も掲載されています。つまり、地域に密着した新聞です。広告も地域に根ざしたもの、中古車販売や学習塾、老人ホーム、パチンコなどが主流となっています。

地方紙を出版する新聞社は、県庁所在地にある本社の他、県内に多くの支局、支社を構え、記者を配置し、きめ細かい取材活動を行っています。一方で、東京での取材はというと、一部の地方紙、ブロック紙を除き、東京には広告担当者のみの新聞社も多数あり、地域に根差した取材に力を入れていることがうかがえます。

一般紙は、全国に拠点がある他、海外にも多くの支局を持っているので、全国のニュースはもちろん、国際ニュースも掲載されます。しかし、県外、地域外に限られた拠点しか持たない地方新聞社の新聞にも、国内ニュース、国際ニュースは掲載されています。

次回は、この仕組みの鍵となる通信社の話をします。

 

広報より

最近では、新聞を読まない人も増えたと言われ、ネットでニュースをチェックする方も増えていると感じます。しかし、先日コミュニケーションディレクターの森本千絵さんが新聞に関し、

「手のひらの上で“新聞”の感触を感じ、めくることで、得る情報の価値が変わる気がする。自分が予期しない情報に出会う楽しさがある」

とお話ししていらっしゃいました。
森本さんは、新聞に自分の絵日記を書いているそうです(文字の上から)。新聞には、イメージするようなかたい情報の他にも、作家さん、漫画家さんのインタビューもよく掲載されていますし、はやりものの商品やお店の情報も掲載されており、若い人が読んでもおもしろいと思う内容になっていると思います。
とは言っても私は学生の時、就活の為に日本経済新聞を読んだ方がいい、と言われ強迫観念にかられて読みましたが、その時はおもしろいな、とか楽しい、などとは思えませんでした。
自由な気持ちで読んだ方が、新聞の楽しさが分かるかもしれませんね。

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