MEDIA

世の中は”言葉”で動く?「プレスリリース」と「ニュースレター」の違いとは

今の時代に即したPR手法やブランディングのノウハウなどを読み解く連載「SSUのPRメソッド」。
「プレスリリースやニュースレターといった言葉をよく耳にするが、イマイチ違いがわかっていない…」 そんな方のために、今回は「プレスリリース」と「ニュースレター」のそれぞれの特性と書き方のコツについてご紹介したいと思います!

前回までのPRメソッドはこちらから。

■プレスリリースとニュースレターの違い

それぞれの特徴を端的にまとめると、

プレスリリースとは、「企業や団体が持つ”新しい情報”を報道関係者に向けて発信する公式文書」のこと。「今春に販売を開始する新製品の情報」や「新しくオープンする店舗の情報」など、情報発信元となる組織(企業・団体)が”世の中に発信すべき(したい)”と判断し取りまとめた、事実ベースの情報集合体です。

一方、ニュースレターとは、「社会ニーズやトレンド、季節イベントなど、メディア(及びその先の生活者)がその時々で求める情報をとりまとめた資料」のこと。いかにメディア担当者が記事や特集にしたくなるような切り口を見つけられるかが、腕の見せ所なのです。

それでは、それぞれをもう少し詳しく解説していきましょう。

■プレスリリースの特徴

プレスリリースとは、未発表の情報を一斉に発表する際に必要な資料のことを指します。

 ”公式に、同じ情報を、同じときに、複数のメディアに”伝達する際に用いる文書資料です。

受け手となるメディアは、テレビ・新聞・雑誌・Webなど様々なジャンルがあり、担当部署や役職、年齢やスキルによって知識レベルも様々です。

また、ひとつの編集部には1日に約400通ものプレスリリースが届くと言われるほど、文字通りプレスリリースが”溢れている”昨今。誰が読んでも理解できる「わかりやすさ」と、報道する価値を感じてもらうための「切り口」が、いかに重要かがわかりますね。

メディア関係者の目に留まるプレスリリースを書く際に重要となってくるのが、「わかりやすい」タイトルをつけること!

<タイトルの付け方の3つのルール>

①30文字以内にする
②固有名詞と数字を使い、具体的に書く
③誰にでも伝わるタイトルを意識する

具体的に上記の3つの条件を満たしたタイトルを書くのに意識するといいのが

「6W5H」です。

この表のようなポイントをタイトルに明記することで一気に具体性が上がり、受け手に伝わりやすくなります。

■ニュースレターの特徴

ニュースレターは、社会ニーズやトレンド、季節イベントなど、メディアがその時求める情報をまとめて提供するための資料です。プレスリリースとの大きな違いは、発表済みや既出の情報であっても、上記の要素を含む切り口であれば、報道される可能性がある点です。日々、企画を生み出し続けるメディアに対して、企画ごとに有益な情報を提供することができます。

■実際にプレスリリース・ニュースレターを書く際のポイント

ポイント①「PR付加価値 を付ける」

プレスリリース・ニュースレターを書く際に重要なのはPR的付加価値を付けること。PR的付加価値(=PRフック)を考える際は、以下のポイントを意識します。

例えば… 「現状で●●という課題を持つ社会の中で、▲▲が特徴の製品・サービスを作りました。今後、この製品・サービスを普及させて■■を目指します」といったように、「社会背景」や「将来性」を考えると、”報道すべき価値のある情報”になり得るのです。

ポイント②「企画切り口」

次に、プレスリリースであってもニュースレターであっても、重要となってくるポイントはメディア側が取り上げたくなるような「企画切り口」です。切り口は様々ありますが、例えば以下のような切り口を用いて企画を提案するが多いです。

ポイント③「キャスティング」

最後に、企画の内容にもよりますが、発信したい製品やサービスに関わる人物を紹介する、「キャスティング」という考え方も重要なポイントの1つ。

メディアが取材したくなるような人物の例は以下の通りです。

以上、PRの基本となる、プレスリリースとニュースレターの違いと書き方のコツでした!

今の時代、Webを見ると一般の方でもさまざまな企業のプレスリリースを見ることができます。企業視点でみると、プレスリリースはメディアの方々だけに向けたものではなく、一般の方々へ直接メッセージを届けるツールになりつつあります。企業広報担当者は、”世の中の風”を読む力が今後さらに求められますね。

製品・サービスを生み出すためには、その企画・開発・制作に数年を要することもしばしば。企業・団体の想いが詰まった製品・サービスが世の中に初めてお披露目されるのがプレスリリースという場です。

たった数枚のプレスリリースの中にも、製品・サービスにかけた想いが詰め込まれています。どんな切り口で情報発信をしているか、世の中の動きを見る練習にもなりますので、ぜひさまざまなプレスリリースを読んでみてくださいね!

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