”価値ある情報”を生み出す、PRにおける「情報開発」とは?
こんにちは!サニーサイドアップのプランナーのYです。
今回の「SSUのPRメソッド」では、PRの情報開発について書いていきたいと思います。
情報の「価値」を意識する
「PR(パブリックリレーションズ)」が、「商品やサービスの情報発信を通して、社会や生活者と良好な関係を築いていく活動」である以上、商品やサービスの情報をそのまま伝えるだけでは成り立ちません。それは、「一方的な情報」となってしまうからです。
そのため、「PR活動」においては、商品やサービスの情報を受け取り手にとって「価値あるもの」となるように加工していくことが必要となります。
PRパーソンには、受け取り手である「メディア」や「生活者を含むステークホルダー」にとって「価値」とは何なのか?ということを常に考え続ける力が問われます。その「価値」が高ければ高いほど、情報が広く深く伝わっていきます。
「情報の社会性」が重要
情報の価値を高めるために必要な要素として「社会性」があります。つまり、その情報が世の中や社会にとってどれだけ重要なのか、ということです。
そのため、商品やサービスに「社会との関連性」を付加して、情報をまとめる必要があります。商品やサービスと「社会との関連性」を明示することで、他の情報に埋もれない”価値ある情報”となります。
「社会性」にも様々な種類がありますので、具体例をいくつか挙げていきます。
①トレンド
「今世の中で〇〇(社会背景)が流行っている中、△△(商品)が発売されました」
②生活者ニーズ
「〇〇(社会背景)で困っている人が多い中、その悩みを手軽に解決してくれる△△(商品)が発売されました」
③世の中の気運
「今〇〇(社会背景)な気運が高まっていく中、△△(商品)が発売されました。」
④社会的課題
「今世界中で課題視されている〇〇(社会背景)を画期的な方法で解決する△△(商品)が発売されました」
こうした見出しのニュースや記事を見たことがありますよね?
この〇〇(社会背景)と△△(商品・サービス)を関連付けることが、「情報に社会性を付加」することとなります。世の中の声やニーズを常に把握して、商品やサービスとつなげることを意識してみましょう。
世の中の声やニーズを把握する
世の中の声やニーズを日頃から把握しておくためには、インプットの習慣化が必要です。
インプットの例としては、以下のものが挙げられます。
・情報メディア(web/TV/雑誌など)を毎日チェックする。
・SNSをアクティブに運用してみる。
・街に出て、トレンドものをチェックしたり、話題の施設に足を運ぶ。
・職場の同僚や友達など様々な属性(年齢/性別)の人と話をする。
サニーサイドアップには、若手メンバーを中心にしたメディアプロモートチームが存在しています。このチームは日ごろからメディア関係者とコンタクトしているため、最新の情報を把握することが出来ます。メディアの方々がどんな”ネタ”を探しているかを把握するのも重要です。そして、それらの情報をチーム内で常に共有する仕組みがあります。
また、好奇心旺盛なメンバーが多いため、他のどの会社よりも”世の中の声やニーズ”を多く掴んでいるのではないでしょうか。その情報が基となって、日頃のアイデアが生み出されています!
今回はPRに関する情報開発の基本的な考えを書いてみました。次回は「PRストーリーの作り方」について書いていこうと思っています!
お楽しみに~。
<これまでのPR講座はこちら> 第1回 今、重要視されている「PR」。サニーサイドアップが考える「PR」とは? |