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約2か月先のバズりをイメージする 日本文化×ゲームのユニーク施策「スマホで読み込める日本初の田んぼアート」

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小市紅希(パブリックリレーションズ事業本部 4局)

異常な猛暑といわれた今年の夏も過ぎ、あっという間に10月も終わりますね。秋といえば食欲の秋!お米が美味しくなる季節です。

今回は日本の国民食であるお米を使い、アメリカに拠点を置くゲーム会社“Electronic Arts”(以下、EA)がTwitterバズを巻き起こした日本文化×ゲームのユニーク施策「スマホで読み込める日本初の田んぼアート」についてご紹介します!

まずは田植えからスタート!?

EAはゲームを通して世界にインスピレーションを与えることを掲げ、ゲームの企画・開発・販売を行っています。

今回、埼玉県越谷市と協力し、同市の水田で、EAが展開する人気ヒーローシューティングゲーム「Apex Legends」のゲーム内に登場するレジェンド(キャラクター)「ブラッドハウンド」とスマホなどで読み込むことが可能なQRコードを模した田んぼアートを作成しました。

背景にはApex Legendsが北米圏に次ぎ、日本でかなりの人気を誇るゲームの一つであることから、「より日本のユーザーやファンの皆さんにApex Legendsを身近に感じてほしい」という思いがありました。

完成は8月中旬でしたが、実際に田んぼアートとなる田植えは6月下旬。ボランティアスタッフだけではなくメディアもご案内し、一緒に汗を流しながら制作しました。田植えから参加してもらい、気持ちをこめて一緒に作り上げることで、完成までの稲の成長も気にしてもらう工夫が垣間見えます。

そもそもApex Legendsって?

「Apex Legends」とは、個性豊かなレジェンドたちが繰り広げるバトルロイヤル体験を超えたヒーローシューティングゲームです。2019 年に配信開始され、今年8月には新シーズンである「ハンテッド」が配信され、現在までなんと14シーズンにわたって展開されています!日本のみならず全世界で人気のゲームタイトルです。

また、2022年5月には、ついに最先端のバトルロワイヤル体験をモバイルで実現した「Apex Legends Mobile」がローンチされました。

またeスポーツ業界の勢いは凄まじく、2022年7月にアメリカで行われた年間王者を決める世界大会、「Apex Legends Global Series Championship YEAR2」 では全体の賞金総額はなんと200万ドル!日本からも複数のチームが出場。新型コロナの影響でメンバーが少ない中でも善戦した「PULVEREX」や、見事世界4位にランクインした「FNATIC」はオフラインだけでなく、オンラインでもファンを湧かせました🎮✨Twitterトップトレンドに載るほどの反響…!ファンの熱量を感じます。

そんな、「Apex Legends」の田んぼアートはどのようなかたちになったのでしょうか?

待望のお披露目会は約2か月後の7月末!

横から見ると迷彩柄の田んぼのよう…🌾

埼玉県越谷市内の田んぼで6月に田植えをし、いよいよ7月末に迎えたお披露目会当日。水田に向かうと、そこに広がるのは、すくすくと伸びた稲!道沿いからだと全貌は見えず、ドキドキしながら同市の東埼玉資源環境組合・REUSE(リユース)第一工場展望台へ。

展望台から見えたのは、濃淡がはっきりと表現されているQRコード。その大きさ約40メートル四方!QRコードは実際にスマホで読み取ることができ、同ゲームの公式サイトへ飛ぶことができるのです。この濃淡を表すために、6種類の色が異なる稲を使用しているのがポイントです。

また電車の通る線路脇の水田に作成されたキャラクター「ブラッドハウンド」は、JRR武蔵野線・東川口―南越谷間の車窓から見ることができるようになっていました!今回さまざまなキャラクターの中から「ブラッドハウンド」が選ばれたのは、日本で人気があり、マスクをしているので稲で表現しやすかったからとのことです。

8月に見ごろを迎えた田んぼアートは複雑な模様が細部まで再現され、お米という日本文化と「Apex Legends」のキャラクターをかけ合わせたプロモーションとなりました。

推しのお米は食べたくなるもの。これを食べて無双したい「Apex米(マイ)」

田んぼアートは観るだけでは終わりません。8月には稲穂が実り、公式Twitter上では、田んぼアートに使用したお米ではないですが、同じく埼玉県産のコシヒカリを使用した「Apex 米(マイ)」が抽選で当たるプレゼントキャンペーンが実施されました。手のひらサイズのApex米、「どんな味がするのか気になる!」、「このお米を食べてゲーム内で無双したい!!」など多くのファンの注目を集めていました。

日本ならではの文化を生かしたPR施策

6月から始まった田んぼアートは無事完成し、人気キャラクターのお米が食べられるということでSNSで話題沸騰。アートが完成したことを伝えるTweetは1.9万いいね!、そしてAPEX米のキャンペーン告知は2万いいね!に上り、SNSでの人気ぶりが伺える結果となりました。

日本文化とゲームが組み合わさった一つの施策、いかがでしたでしょうか。
今後もSUNNY DAYSでは、面白い施策、たのしい施策をご紹介していきます!

「Apex Legends」田んぼアート概要

公式YouTube:https://youtu.be/DfC_LY0MqS8
公式Twitter :https://twitter.com/eajapan/status/1560053865730416642?s=20&t=NA8juwAZSDdJlYDJM6vSOw

© 2022 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.

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小市紅希(パブリックリレーションズ事業本部 4局)

長野県育ち、高校卒業後は東京の短大へ。20歳からマレーシアの4年制大学へ進学。現地では野犬に追いかけられては足腰を鍛え、安くて美味しい現地感あふれるご飯を食べては胃袋を鍛える生活を送っていました。 好きなマレーシア料理は、”asam laksa”

※所属は執筆時と異なる場合があります

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