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ロックコープス開催の裏側で(弊社代表取締役社長 次原のメッセージ公開)

こんにちは。
広報の山下です。

9月6日(土)のRockCorps supported by JTのLIVE開催まで、いよいよあと2日!

昨日行った社内ミーティングの様子

昨日行った社内ミーティングの様子

今日は、以前弊社のHPにアップしたものですが、「RockCorps supported by JT」実行委員会主幹事である、弊社代表取締役社長 次原悦子のコメントを紹介させていただきます!

中田英寿からのメールがきっかけだったこと、3年前から開催に向け動いていたこと、開催に関する会社の想い・・・・などなど
「私たち流のチャレンジ」である、このプロジェクトの裏側が少し見えると思います。

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「海外ですごく話題になっている音楽フェスがあるんだよ。」

「RockCorps(ロックコープス)」を初めて知ったのは、今から3年前。
世界を旅している最中の、中田英寿からのメールがきっかけでした。

「どこにもチケットは売っていなくて、4時間のボランティアをした人だけがチケットをもらえる。ステージに立つアーティストたちも全員が、その日までに4時間のボランティアをするんだ。」

サイトを見てみると、レディー・ガガをはじめとする私でも知っている
超大物アーティスト達が、LIVEに参加。
さらに、多くの若者たちが全員、スポンサーのロゴの入ったセンスのいいTシャツを着て、LIVE前にいくつものボランティアプログラムに参加していました。

“LIVEは人々の社会貢献活動参加へのきっかけ作り。
そのために音楽という素晴らしいパワーを使うんだ。”

というロックコープス共同創設者 CEO スティーブン・グリーンのメッセージを裏付けるように、
このロックコープスがきっかけで、既にボランティア活動をしている人達だけではなく、それまではボランティアには縁もゆかりもなかったような若者達が、LIVE行きたさにボランティアに参加しています。

その後も、継続的にボランティア活動を続けている若者を、多く生み出しているそうです。

「こんなイベントを日本でもやりたい!!」

そんな想いを後押しするように、米国のロックコープスから日本開催に関し、連絡をもらいました。ヒデの一報をきっかけに、その想いに駆られるように動き始めた私達。

本来であれば、アジア初のロックコープスは2011年に開催されるはずでした。
それが幻となってしまったのは、2011年3月11日に東日本大震災が起こったからです。

こういう仕事をしていると、
“自分たちは社会にとってどんな存在なのだろう”
“どういう時に何の役に立つんだろう”
そんなことを切実に考えさせられる時があります。

多くの人々の生活が一変してしまうような、大きな災害に直面した時は、特に。

自衛隊、警察官、消防士、医療関係者など直接人の命に関わる仕事はもちろんですが、
さまざまなプロ達が被災地に駆けつけ、被災地復興の力になっていました。

その一方で、私達はと言えば、思いつくままに色々なことをしてはきましたが、それがどれほどの人々の役にたったのか、疑問を感じました。また、私達がやってきた活動自体が、継続的ではないことにも、若干もやもやとした気持ちがないわけではありませんでした。

あれから3年。

2014年、ロックコープスは、これまで関わってきた方々、そして私達の3年越しの想いを乗せてスタートを切ることができました。LIVE会場となるのは福島です。

“福島のためということではなく、この試みがきっかけとなって1人でも多くの方が、
社会貢献活動に参加してもらう事に意味がある。”
と、福島県は共催として名乗りをあげてくれました。

企業として、さまざまな社会貢献活動に積極的に取り組んでいらっしゃるJT様が、
本主旨に賛同してくださり、全面的な特別協賛をして頂けることになりました。

「ボランティアをやりたい気持ちはあるけれど、きっかけがない。」
「ボランティアをやりたい気持ちはあるけれど、どうすれば参加できるのか分からない。」
「ボランティアをやりたい気持ちはあるけれど、自分で何が出来るか分からない。」

これだけボランティアという言葉が一般化してきたのにも関わらず、たった一歩を踏み出せない現実がまだまだあります。

その一方で、世の中には、誰かの手を必要としている場面が沢山あります。
きっかけは何であれ、誰かの為になることの喜びを知れば、その喜びを体験したいと思う人が、必ず増えるはずです。きっかけは「LIVEに行きたいから。」でいいのです。

それでも労働力を創出し、さらには継続的な支援の担い手となるボランティア世代を創出することが、少しでも出来るのなら、こんなに嬉しいことはないと思います。

私達、サニーサイドアップという会社は、大切な命を脅かすような何か大きなことが起きてしまった時、命を救うための、直接的な術を持っているわけではありません。

残念ながら、企業として大きな寄付が出来るような余裕もありません。
でも、人に何かを伝えていくことは、とっても得意です。
今までになかった取り組みや、既成概念にとらわれない「たのしいさわぎをおこす」事は、
最も得意な分野です。

ですから、日本のロックコープス開催は、私たちにとっての「たのしいさわぎ」でもあり、私たち流の社会貢献へのチャレンジでもあるのです。

実際にボランティアを体験する方々、その仕組みづくりに関わる方々と共に、今回のチャレンジで見えてきたものを、多くの人達と分かち合っていくことができれば幸せに思います。

6月に、私も福島復興マルシェでのボランティアに参加させていただきました。
参加アーティストだけではなく、スタッフも全員、4時間のボランティアに参加することが、このロックコープスのルールです。

9月6日、福島県あづま総合体育館で、みなさまにお会い出来ることを、楽しみにしております。

株式会社サニーサイドアップ 代表取締役社長 次原悦子

 

追記

この場をお借りして、共催に名乗りをあげて下さった、福島県様、特別協賛を頂いたJT様、
ご協力企業様、ボランティア協力の各団体様、実現に向けて大きな力になって下さった企業や団体の皆様、そして今回ライブに参加して下さる素晴らしいアーティストの皆様に、
心から感謝いたします。

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