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サイド教授の「教科書には載ってない」PR講座 vol.8|誰もが通信社

こんにちは、サイド教授です。

前回は通信社の話をしました。今回は「誰もが通信社」というテーマでお話します。
図1近年、テレビを視聴していると火事や災害、交通事故などのニュースにおいても視聴者映像というテロップが多く見受けられます。その場にしかいない人による動画、映像をテレビが放映することは、もはや当たり前になりました。また、フラッシュモブ、可愛い動物映像、おバカな面白映像など、視聴者映像はネットの世界のみならず、地上波テレビまで席捲しています。

つまり「誰もが通信社」=「誰もがメディア」の時代というわけです。

このような映像は「世界、面白映像」などというタイトルで番組になりますし、新聞や週刊誌などでも数多く掲載されています。数世紀前、活版印刷が情報の共有化を遂げた時代と比較すると現代の私たちの情報環境は、量、質ともに途方もなく発展しました。その進化のスピード、グローバル感はとてつもないチカラとなっています。

しかしながら、考えるべきことは、私たちの手元にあるツール(スマホ)の性能だけではありません。活版印刷物であろうと映像であろうと、伝えるべきこと、伝わるであろうことの本質に変わりはありません。この本質こそ、言い換えると「ニュースバリュー」なのです。「ニュースバリュー」を見極めること、「ニュースバリュー」を創造すること、このことに長けた人が、PRのプロフェッショナルとなります。

次回からは、PRのプロフェッショナルになるための条件や必須事項を連載していきます。

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