【アメリカ現地レポート】世界中の”たのしいさわぎ”が集まるSXSW2018レポート
今回のブログでは、米国テキサス州オースティンにて開催されている
世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル
「SXSW(サウス バイ サウスウエスト)2018」の模様をレポートします。
■今、世界が一番注目する最先端のイノベーション、テクノロジー、エンタテインメントが集う祭典
テキサス州のオースティン。このテキサス州の州都はいま一躍、世界から注目されています。
それは20年前にスタートしたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)の存在。
音楽祭からはじまり、次第に映画やインタラクティブ、教育とジャンルもスケールを拡大しているこのフェスティバルは、エンタテインメント関連のビジネスマッチングの場として世界でもっとも評価が高く、この数年、日本からも投資家との出会いを求めるスタートアップ企業や大学発ベンチャー企業、名だたる大手企業など出展。
今年はイーロンマスクの講演やバイオテクノロジーや自動運転をテーマとした曹洞宗の僧侶も参加する日本発信のセッションもありました。
twitterもUberなどのサービスが世に出るきっかけもSXSW。
未来のビジョンを持った世界の頭脳がイノベーターとして集結するSXSWのメインは、コンベンションセンターだけでなく、ダウンタウンのあらゆる場所を舞台に行われるセッションやトレードショー。
そんな中で”たのしいさわぎをおこしたい”我々としては、セッションやミートアップの雰囲気は味わいつつ、街全体が会場と化すこのフェスティバルで、別の視点からつい中に入ってしまいたくなるプロモーションブースを街の雰囲気と共に、そんな数々を紹介します。
■SXSW-オフィシャルとアンオフィシャルが作り出す混沌
コンベンションセンターを中心に、ダウンタウンに点在する高層ホテルやショールーム、ショップ、倉庫そして駐車場やただの更地に立った仮設ブースなど街全てが会場。
その中に有名企業のSXSWオフィシャルの展示会場もあれば、さわぎのどさくさに紛れたあまり、SXSWのコンセプトと関係のない”ちゃっかり”プロモーションブースもあり、それも含めてSXSWを形作っている感じです。
・DELL
音楽と並んでコンピューター産業の集積地であるオースチンが創業の地のDELLの正統派テクノロジー体験ブース。
・Under Armour
更地に立ったドーム型パビリオン。ボルタリングやVRランニングマシーンを体験。
・YouTube Story HQ
現代のおとぎ話を映像と最新のテクノロジーを使って表現した人気のブース。
・SONY
キャプテン翼PKコーナーなどのVR体験コーナーが数ある中でも、人気はaiboコーナー。
・google assistant fun house
グーグルアシスタントのある世界を体感できる人気パビリオン。かなりの待ち時間を覚悟。
・FOX sports house
ロシアワールドカップ2018をテーマにしたスポーツバー。SXSWのバッジを持っていれば優先的に並ばずに入れます。このイベント集客だけは一番人気とも言われていますが、理由はビールとナチョスが食べ放題…。要は無料のスポーツバー体験。tatooも入れてもらえます。
・CNN GREAT BIG STORY
CNNの人気番組のテーマパビリオン。韓国のクレーンゲームの神や日本のデコトラドライバーなど番組で特集した世界観を再現。デコトラ風ディスプレイで写真も撮れます。
・bravo「Imposters」
brovoTVのドラマシリーズ「Imposters~愛しの結婚詐欺師2」のプロモーションブース。私たちの業界では、最近はどんなプロモーションイベントもインスタ映えするフォトコーナーを作るのは基本。ということで、ここでは詐欺師が主人公のドラマに合わせて、プライベートジェットや豪華客船のセットでアリバイ写真を撮れます。希望者ははヘアメイクも。
・Mashable house
Mashableは毎日膨大な数のRTが全世界に発信される若者に人気のトレンド情報を配信メディア。エンタメ要素が多いのが特徴だけにさまざまな体験型ブースや、80年代の日本のアーケードゲームも楽しめたり(もちろんタダ)、お酒やレモネードをベースに作ったオリジナルドリンクがいくらでも飲めます。で、アルコールのカップを持ったまま通りに出ると怒られます。SXSWではこんな息抜きスペース(携帯も充電できる)が各所にあるのがうれしい。
・【番外】12人乗り自転車 プロモーション
街中で時々みかける12人乗りの自転車というか、足こぎ観光バス?他のアメリカの観光地でみかけるものですが、今回はこれをエナジードリンクのプロモーションとして活用
名前を登録して、商品サンプルをもらって「乗ってる間に何があっても自分のせいです」的な紙にサインをすると、15分間の自転車観光車に乗ることができます。
本当は日本でもこういうのやりたいけれど、道路交通法が。。。。
一つひとつは他愛のないものも多いけれど、テーマパークのようにそんなのが街中にあって、タダでお酒やソフトドリンクや軽食が振舞われるというのは妙にテンション上がって楽しくなるものです。2020の東京の演出のヒントになりそうなものもたくさんありました。
そしてお酒やフードや体験のら提供でIDなど確かな個人情報を取る。特別なセットでの記念写真を撮らせてそれを送ると言う理由で名前とe-mailアドレスを入力させる。その後のファンづくりのための仕組みの巧みさも参考になります。
とにかくここで紹介したパビリオンはすべての徒歩圏内。
写真見て誰かに聞けば必ずたどり着けるはず。
しかしこの数年のSXSW の日本での人気は凄いもので、日本からもベンチャー、クリエイター、業界のみんなに出会う会う。日本でもなかなか会えない友人や未来のイーロンマスク達にバーで普通に出会えて友達になれるというのもSXSWの魅力です。
開店時間はパビリオンによって違いますから要チェック。