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【海外広報の裏側を少しだけ公開!】“目玉焼き”を海外で有名にする4つの方法とは?How to make a Japanese egg popular in the world.

こんにちは。サニーサイドアップグループで海外広報を担当している服部竜大です。

昨今、海外のPRアワードを軒並み受賞している当社グループ。今回のブログでは、僕が担当している海外広報というお仕事を少しだけご紹介します。

創業して35年目を迎える当社グループ。代表次原の「PRパーソンは表に出ず、スポットライトの裏側にいるべき=Stay in the shadow」という考えを貫いてきたため(本人の日陰感は全くないが…)、数年前までは自社広報にそこまで注力していませんでした。

数年前に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、東京という都市に世界的な注目が集まる中、ぜひ海外にもJapanese PR Agency “SUNNY SIDE UP”をアピールしていこうと、海外広報プロジェクトをスタートさせました。何が海外広報=海外で会社の知名度を上げるフックになるのか、自分なりにリサーチし、手法を考えました。

ここでヒントとなったのが、僕が前職からずっと関わっている映画業界での経験。実は映画や映画監督というのは、海外の映画祭などで評価される(賞を獲る)と国内外での知名度が上がり、かつ大きなニュースにもなるのです。

そんな経験も生かし、チームで取り組んだのは主に下記4つの施策。

  • 海外PRエージェンシーランキングへのエントリー

まずは、海外のPRエージェンシーランキングにエントリーすることに。PRメディアである「PRovoke」(元Holmes Report)が主催する「世界のPRエージェンシートップ250ランキング」では、毎年1位はEdelmanや2位はWeber Shandwickなど世界の大型PRグループが軒を連ねる中、今年、当社グループは世界ランキング18位にランクイン。アジアにおいては3位という結果に。

数年前に初めてエントリーした時、自分たちのエージェンシーがまさか世界で上位にランクインする規模だったんだ、、と全社が驚いたのを今でも覚えています。笑

海外広報のみならず、更なる高みを目指し、自分たちのモチベーションも上げる結果となりました。

  • 海外PRアワードへのエントリー

次に目を付けたのが、海外のPRアワードへのエントリー。リサーチの結果、世界にはたくさんのPRアワードが存在することを知り、自社プロジェクトやクライアント様とのプロジェクトの応募を決意。嬉しいことに海外からも評価を受け、ここ数年、グループとして多くの海外アワードを受賞しています。

最近では、当社グループが手掛けた「渋⾕スクランブルスクエア PR 活動」、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス開館PR 活動」、「Indeed Japan PR 活動」などのプロジェクトが、国際PR協会(IPRA)のアワードであるGolden World Awards(GWA)や、ポルトガルで今年ローンチされたリスボンPRアワードなどで軒並み受賞。いずれもパブリシティだけに留まらず、世の中の行動変容を生み出した点が評価され、受賞に至りました。

ゴールデン・ワールド・アワーズ:https://ssug.co.jp/news/2020/07/31/ipragwa2020/
リスボンPRアワード:https://ssug.co.jp/news/2020/09/11/lisbonprawards2020/

受賞アワード一覧

獲得した海外アワードの一例

  • 海外アワード審査員デビュー

こちらは私事ですが、今年、海外アワード主催側からオファーをいただき、マーケティングコミュニケーションメディアのCampaignとPRメディアのPRWeekが主催する「PR Awards」や、「リスボンPRアワード」のエントリープロジェクトを審査する審査員を拝命することに。PR業界への多少の貢献が出来た事をとても光栄に思いつつ、世界中のクリエイティブなPRプロジェクトやキャンペーンを深く知ることができ、自分自身も大変勉強になりました。

やはり、世界の動向として、SDGsを意識したサステイナブルなPRプロジェクトや、人の行動や社会的機運を変えるプロジェクトが増えており、かつ受賞に繋がっています。また動画元年と言われる今年。世界においても動画を使った施策、ソーシャルメディアやYouTubeを活用したキャンペーンも増加傾向にあります。

  • 海外エージェンシーとのパートナーシップ施策

昨今、ますますグローバル化が進んでいる我々のマーケティング・コミュニケーション市場において、クライアント様からの海外PRキャンペーンなどのニーズが増えています。

しかしながら、僕たちは日本拠点の独立系PRエージェンシーなので、海外でも一緒にプロジェクトを取り組んでくれるローカルパートナーが必要。そこで、各国の我々のような独立系PRエージェンシーとネットワークを構築していく事にしました。

その結果、アメリカNYのM Booth社、シドニーのSLING&STONE社、ソウルのPrain社など、我々と同じマインドを持つエージェンシーに海外のシスターエージェンシーとなっていただき、当社グループの海外ネットワークはよりパワーアップしました。

SLING&STONEグループフォト


オーストラリア・シドニーのSLING&STONE社のチームフォト。イケてます!
©SLING&STONE, Sydney

また昨年は、世界最大級のグローバル・コミュニケーション・グループであるHavasグループのPR・コミュニケーション部門のコアブランド「Red Havas社」と業務提携を締結。Havasグループは世界38か所に拠点を持っているんです。この提携により、国内外のプロジェクトのPRプランニングイベントやキャンペーンの実施はもとより、アメリカやヨーロッパ、そしてアジアの企業・団体が日本市場へ進出する際に、優先的に案件を獲得することが可能となりました。詳しくはこちらから。

グローバルネットワークマップ

1. 海外PRエージェンシーランキングへのエントリー
2. 海外PRアワードへのエントリー
3. 海外アワード審査員デビュー
4. 海外エージェンシーとのパートナーシップ施策

以上のような取り組みをチームで試行錯誤しながら行った結果、海外市場において当社グループの認知度は向上し、海外からの問い合わせや案件が増える結果に!このブログをお読みいただき、海外広報や海外アワードにご興味を持った方、ぜひお気軽にご相談ください。ティップスお教えします(笑)。

以上、“目玉焼き”を海外で有名にする方法をざっくりご紹介しました!

アフターコロナを見据えて、今後も当社グループはさらに前へと進んでいきます。

 

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