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サイド教授の新PR講座 第6回 「異なる世代を知るために」

サイド教授の新PR講座、第6回目です。
今回は自分と異なる世代を理解するための方法について。

例えば、あなたが1988年生まれの30歳とします。

まず、あなたが0歳、つまり1988年から30年間、
その年ごとのトピックをピックアップします。
横軸が年で縦軸にトピックの項目。トピックの項目は以下のように大別します。

①世界と日本の大きな出来事
②流行った商品
③流行った曲やアーティスト
④流行った映画、音楽、ファッション、書籍

これ以外は自分の好みで追加するといいでしょう。
例えば、競馬ファンなら、その年のダービー馬、話題になったお笑いタレント、日本や米国の総理大臣、プロ野球ファンなら、その年の優勝チームなどです。
この作業の後に生まれた年から遡って、10年、20年分を付け足していきます。そうすると自分より10歳年上の40歳、20歳年上の50歳の人たちが、どのような時代背景のもとに今、生きているのかが明確になります。
★年表

具体的には、1977年の「スターウオーズ」第1作の公開時に、今55歳の人は中学生だったんだ、ということが分かるわけです。
これは、ネットでもググれますが、あえて自分でエクセルなどで作ることに意味があります。

作っているうちに、自分の知らない映画や音楽、社会現象に興味を持つきっかけになるからです。この表の作成は、異なる世代を知ることと異なる世代のひとたちと“想い”を共有することが目的です。表作成の過程で、観たこと、聞いたこと、読んだことのない、映画、音楽、書籍に興味を持ち、触れてみる入り口になり、世代を超えた“想い”の理解を深めます。

PR的発想、思考には、世代ギャップを含めて
様々な立場の人たちを理解することが欠かせません。
その意味でも、この表づくりは大変役立ちます。
仕事の合間に、あなたオリジナル年表を作ることをお勧めします。

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