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「和を以て貴しとなす」社会へ!東京レインボープライド2016

はじめまして!わたくし、2016年度新入社員のイトウと申します。

『人間は目に見えないもの、自分が知らないことに対しては否定的になるものである。理解できないものは恐い。幽霊しかり、宇宙人しかり。外国人に対して否定的な人がいるが、それは相手の国や文化をよく知らないからである。だから、まだあまりよく知られていない僕たちのような存在は、「普通」と呼ばれる人たちにとっては宇宙人のようなものであって、否定せざるをえないのだと思う。』

これは杉山文野さんの著書「ダブルハッピネス」の一部分です。
写真①どうしてこの本をご紹介したかといいますと、この度「ダブルハッピネス」の著者でもある杉山文野さんが共同代表を務められている「東京レインボープライド2016」に新入社員12名で参加をしてきたからです

写真④東京レインボープライドとは、 LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントで、ダイバーシティを推進しているサニーサイドアップは毎年この東京レインボープライドのPR協力をさせて頂いております。

LGBTは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者、性同一性障がいを含むこともある)の頭文字をとった単語の事を指し、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称の事を言います。

4月29日~58日までの10日間は虹色に染め上げる「レインボーウィーク」と称されていて写真②
渋谷の街の到る所が虹色に染め上げられていたのですが、

写真③皆さんお気付きになられましたでしょうか。

今回私達が参加をしたのはこのレインボーウィーク最後の2日間、7日・8日にあるメインイベント「フェスタ」と「パレード」です。パレードでは、カラフルなフロート(山車)や衣装を身にまとった参加者たちが渋谷、原宿の街を行進!

そのパレードの様子がこちらです。
写真⑤
写真⑥みなさん思い思いのレインボーカラーに身を染めて参加をされていました。

勿論、わたくしたち新入社員も全力で臨ませて頂きました。写真⑦_2

写真⑨

イベント全体で過去最多の来場者数7万人越えだったそうで、ここ数年での世間におけるLGBTに対する理解度が高まりつつあるのが分かります!個人的にも以前よりもこの言葉を聞く機会は増えてきているなぁと感じています。

一方で、日本全体でLGBTへの理解が十分に浸透しているかというと、そこまでは達していないという現状も知りました。事実、今回のイベントで「いま働いてる会社に未だカミングアウト出来ていないんだ」という方がいらっしゃいました。その方はとってもハツラツとされていましたが、そんな方でも、職場でのカミングアウトに抵抗があるそうです。

日本の人口におけるLGBTに該当する人は約7.6%と言われておりますが(電通ダイバーシティ・ラボ「LGBT調査2015)LGBTであると公表していない・できない方たちを含めるともっといることになります。(ちなみに、76%は「左利きの人口」や「AB型の人口」とほぼ同じ数値であると言われています。)

「自分が知らないことに対しては否定的になるものである。」

冒頭に書かせて頂いた杉山文野さんの著書の中で一番刺さった言葉でした。これまで、自分で意識はしていないつもりだったとしても、「知らない」という行動そのものが、誰かにとっては苦しくてくるしくてたまらない環境を作り上げてしまっていたのかもしれません。「知ることで、始まることがある」。この2日間を通して、気づいたことです。

周りを見渡してみて下さい。溜め息の訳を聞いてみても、自分のじゃないから解らないかもしれないけれど、ひとりよりもふたりのほうが見つめる強さは生まれます。もしかしたらあなたのその最初の行動が、だれかのココロを少しでも軽くしてあげるキッカケになるかもしれません。

ココロを軽くしてあげる行動のひとつに、「Ally(アライ)」という言葉があります。正確には「Straight ally=ストレート・アライ」といってセクシュアルマイノリティを支援するストレート=異性愛者の人たちの事を指します。

「Allyになります!」と宣言すれば、あなたもAllyになることができます。今この瞬間あなたが声をあげることで、理解の輪が広がるかもしれません。たった一つの行動が、誰かの助けになるかもしれないのです。

少なくとも弊社サニーサイドアップとわたくしイトウは、Allyです!
写真⑩

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