IT、医療、PR…異色のキャリアを持つ彼女が、サニーサイドアップで「仕組み」をつくる理由|わたしがサニーサイドアップに入社した理由
PR発想を軸としたあらゆるコミュニケーション手法を用いて世の中に”たのしいさわぎ”をおこすサニーサイドアップグループには、さまざまな経歴を持つメンバーが集まっています。業界も職種も多岐にわたりますが、同じPR業界から転職してきた人も少なくありません。
今回話を聞いたのは、サニーサイドアップ 6局スポーツに所属し、製薬会社やウェルネス関連のEC企業、ホテルなどのクライアントのPR・コミュニケーションを担当する長谷川。
「知らないことを知るのが楽しい」と笑う彼女もまた、PR会社の経験を持ってサニーサイドアップにキャリア入社したメンバーのひとり。PRに加え、その他多様な業界での経験に裏打ちされた知見とはつらつとした人柄から、社内では「みんなのお姉さん」として頼られる存在です。
IT、美術、医療コンサル、アパレル、そしてPR――多彩なキャリアのなかで培われた、働く上での哲学をお届けします。
メンバー紹介

パブリックリレーションズ事業本部/6局スポーツ/2部/グループ1 長谷川 景子(はせがわ けいこ)
キャリア採用で入社し5年目。探求心が強く、大変そうなことにも面白がって自ら飛び込んでいく行動派。幼少期から周囲を盛り上げるタイプで、社内からは「誰とでも飲みに行けそう」との声も。
難しい業界でも、知らないことを知るのは楽しい
わたしは今、製薬会社やホテル、サプリメントの新ブランドのPR・コミュニケーションを担当しています。どれも専門的で難しい分野ではありますが、それが面白さでもあるんですよね。
とくに医療系は専門用語も多く、最初はわからないことばかりでした。サニーサイドアップに入社する前に医療コンサルティングの仕事をしていたので、多少の知識はあったもののほぼゼロからのスタートです。けれど、理解できるようになる過程がすごく楽しいんです。
以前担当した気候変動に関する啓発活動のプロジェクトも、当然ながら当初の知識はかつて学校で習った程度。プロジェクトの進行とともにクライアントの活動内容への理解が深まり、学びと気候危機に対する当事者意識を得られたのはとてもいい経験でした。

今でこそPRに携わっていますが、社会人としてのキャリアのスタートは安定した会社の事務職でした。安定したいい会社でしたが、当時は日本を代表するIT企業が台頭した第3次ベンチャーブームのころ。時流に乗り、未知の「楽しそうなこと」を求めて会社を飛び出しました。
それからはIT業界、美術関係の照明、アミューズメント業界のシステムなど、本当にいろいろな業界・職種を経験しました。この経験から、会社はさまざまな部署と人によって成り立っていることと、それぞれの立場での考え方を学ぶことができたと思います。20代のころは正直なところ自分のキャリア形成なんてものは頭になくて、「働いていて楽しいかどうか」が重要でした(笑)。
仕組みをつくって人が動けば、仕事は回り始める
仕事観が変化してきたのは30代に差し掛かったころでした。誰かに楽しいことを用意してもらうのではなく、これからは自分の手で楽しいことをつくっていけるようにならなければ、と思ったんです。
それまでいろいろと挑戦してきたなかでもPRの経験がいちばん長く、前職のPR会社では飲食店やアパレルブランドを担当することが多かったです。そこではPRの仕事だけでなく経験を活かしてカスタマーサポートの体制整備やシステム改修などにも携わり、解約率を抑える仕組みやクライアント同士をつなぐシステムをつくりました。考えてみると、昔から周囲を巻き込むのが好きなんですね。

どんな仕事をしていても一貫していたのは、「人とのつながりを大切にする」こと。そして、これまで経験したどの業界にも共通していると感じるのは「仕組みをつくれば組織・仕事は回る」ということです。
それはもちろんPRにおいても同様で、個々の属人的なスキルばかりに依存してただその場その場で企画し発信するのではなく、それさえあればチームやクライアントが動けるような、再現性のある標準化された仕組みを整えることが大切だと思っています。仕組みをつくって人が動けば、仕事がどんどん回り始めますからね。
だからこそ、わたしはサニーサイドアップで働くなかで「ひとりで抱え込まない」「人に頼る」ことを大事にしています。個人個人が解決できないまま抱え込むことは組織のキャパシティを狭めることと同義ですし、自分自身は経験がなくできないことも他の誰かならできるという状況も珍しくないですよね。
仕事を進めるうえで組織として必要な次のアクションを見極める、そういう意味で「人を動かす人」になることが重要だと考えています。わからないことは聞く、悩んだら相談する。協力して動いたほうが絶対にいい結果になります。完璧ではなくても、人に頼って知恵を出し合いながら進めることがチームビルディングの要でもあると思います。
サニーサイドアップで担当したプロジェクトのなかで特に印象深いのが、ウェルネス関連のEC企業による世界規模のキャンペーンですね。長期リテナー契約を結んでいただき定期的にご提案をしているクライアントですが、このときはとりわけ大掛かり。近年注力しているマーケティングから長年のノウハウがあるPR施策まで、多角的な手法をワンストップで展開しました。
3つ以上の局を横断し10名以上が集結したこのビッグプロジェクトでは、多数のタレント起用、インフルエンサーマーケティングに特化した部署によるSNS活用など、それぞれの強みを最大限に活かせたと思います。わたしがOOH(屋外広告)を初めて手掛けたのもこのときでした。これほど大規模かつ多岐にわたる施策をシームレスに実現できるのは、約300名を擁する安定した組織基盤と多様な専門部署を持つサニーサイドアップならではの強みだと感じています。
わたしは、PRの仕事は「人の気持ちを動かす仕事」だと思っています。人と人とをつなぎチームを動かす、そういう仕組みづくりができるこの仕事がわたしは大好きです。
特別な経験は、提案の際にも大きな説得力になる
サニーサイドアップに入社して思うのは、本当にいい人ばかりだということ。明るくて前向きで、目標を持って働いているプロフェッショナルなメンバーがとても多いんです。
入社当初から社内はフリーアドレス。誰に何を聞けばいいか、その「誰」がどこにいるのかもわからず戸惑いながらも年齢も役職も問わず周囲に声をかけ続けた結果「馴染むのがすごく早い!」と言われましたが、わたしとしてはかなり時間がかかったほうです。それまで固定席が当たり前だったぶん、ギャップが大きかったのかな。話しかければ快く対応してくれる人ばかりですが、サニーサイドアップはコミュニケーションを大切にする会社。社内外問わず、自分から積極的に関わっていく姿勢が必要です。わたしも実はすごく頑張ってたんですよ(笑)。
今では「みんなのお姉さん」なんて言ってくれる人もいるくらいになりました。踏んできた場数が多いぶんどんな案件にも臆しませんし、何にでも興味を持って前のめりに臨めるところを見てもらえているのかなと思います。挑戦の機会をたくさん与えてもらえて、壁にぶつかっても先輩に相談できるこの会社の環境があるからこそ、わたしも思い切ってチャレンジできるんですよね。

社内でコミュニケーションを取るなかでは、新卒入社のメンバーが多いためにルールや文化が自然と醸成・共有されていることもよく感じます。だからこそ、中途で入社したわたしたちが「何を知らないのか」を言葉にすることで組織がよりいっそう強くなる気がします。
そして、わたしがサニーサイドアップの魅力のひとつだと考えているところは、自社事業の面白さ。グループ会社であるグッドアンドカンパニーの手掛けるW societyは、サニーサイドアップも参画しているプロジェクトです。現在の定期的な取り組みとしては働く女性とその周囲の人びとに向けたライフデザインセミナー「W school」の実施で、これは福利厚生制度「32の制度」の「Dear WOMAN」制度・「Dear PARENTS」制度などともリンクしており企業としての一貫性を感じます。
この会社の社会貢献といえば約20年前のホワイトバンドプロジェクトのイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、2025年現在も社会貢献活動を持続可能な事業として展開している点はなかなかすごいことだと思います。

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▼W societyについてのご紹介はこちら |
もうひとつ、「中の人」目線で魅力を感じるのは、特別な経験を会社が準備してくれるところ。毎年おこなわれる期首発表会のようなドレスコードのある会場でのイベントなど、20代のうちにはそう何度もできそうにないことを、会社の行事として楽しく経験できる。こういった貴重な経験の場を設けてもらえるのは有難いことですよね。

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▼2025年の期首発表会の様子はこちら |
経験によって、クライアントやメディアの方とお話しする際の引き出しが増えますし、ご提案の説得力も増すはず。そうして、サニーサイドアップにしかできないPRが生まれてくるのだと思います。
PRの発想や経験は、どんな仕事でも活きるもの
PRパーソンとしてサニーサイドアップの「たのしいさわぎをおこしたい」という想いに強く共感しているので、これからもPRを通して“たのしいさわぎ”をおこし続けていきたいです。
仕事だけではなくプライベートでも、やりたいことはまだまだたくさんあります。もう一度ピアノをやりたいし、サックスの練習も再開したいし、英会話も学びなおしたいし…。そういう「楽しそうなこと」は、どれだけ年齢を重ねても、いくらでも挑戦できるはず。
わたしはもともと明確な夢や目標がなく、「楽しそうだからやってみよう」と思うままに生きてきました。だから柔軟に・瞬発的に動けるし、夢や目標を持つ人や会社を見ると心から応援したくなる。そのなかでもし気になることが見つかったら、また挑戦してしまうかもしれません(笑)。
さまざまな物事への興味は尽きませんが、PRの発想や経験はどんな仕事でも活きるもの。わたしを含め、人の心を動かす「楽しそう」な仕事を、たくさんの仲間たちとともにこれからも世の中に提案していきたいと思います!

「楽しそうだからやってみよう」という長谷川の言葉は、サニーサイドアップグループの挑戦し続ける企業文化を体現しています。
あなたの持つ知識と好奇心は、きっと次の“たのしいさわぎ”を生み出す原動力になります。
その一歩を、わたしたちと一緒に踏み出してみませんか?



