「地方をもっと元気にして、日本を活性化していきたい」入社7年目&新卒2年目が考える、サニーサイドアップだからこそできる地方創生とは?

サニーサイドアップでは2023年8月に「地方創生ユニット」を発足しました。
このユニットは、PRの力を地方への誘客や観光消費拡大に活用し、地方を盛り上げていくための課題解決をサポートしていくもの。持続可能な観光産業を目指して、地域の小さな取り組みにも目を向けています。
これまで36の都道府県のモノ・コトのPRに携わり、2025年4月時点での累計実績としては120件以上に上ります。
今回は、そんな地方創生事業に携わる2人に、仕事のやりがいや印象に残ったプロジェクトなど、幅広く語ってもらいました。
PRとの出会い「サニーサイドアップなら“若手のうちにできること”をたくさん経験できると思った(小池)」

パブリックリレーションズ事業本部/2局/1部/グループ1 リーダー 小池 雅也(こいけ まさや)
小池 わたしは前職も別のPR会社で、サニーサイドアップには2018年11月に入社。3年目まではメディア業務がメインで、金融関係の事業会社に出向していた時期もありました。
現在は商業施設のほか、地方創生ユニットでいろいろな県やホテルなどの幅広い案件を担当しています。
清田 わたしは2024年の新卒入社で、2年目に突入したばかりです。マッチングアプリやECサイト運営企業、害虫駆除企業、ホテルの開業など、入社するまではほぼ触れてこなかった商材にいろいろと携わり、こんな事業があるんだ!と驚く日々です。

パブリックリレーションズ事業本部/ソーシャルリレーション局/1部/グループ1 清田 侑大(きよた ゆうと)
小池 大学生のときは何をやっていたの?
清田 もともとずっとサッカーをやっていて、専攻もスポーツ科学。漠然と「スポーツに関わりたい」と思いながら就職活動をしていました。
そのなかでたまたま見つけたサニーサイドアップが、アスリートマネジメントをはじめいろいろなスポーツ関連の事業を展開していることを知り、さらに社風もすごく楽しそうな印象だったので、受けてみようと思ったんです。当時はスポーツのことばかりで、「PR」という職種よりも、第一印象を大事にして入社しました(笑)。
小池 そうだったんだ(笑)。
清田 入社当初、他の同期メンバーが早々に現場へ出ていくなか、わたしは「PRについてプレゼンする」という課題を出されて、そこで初めてPRというものに向き合いました。
その際、今までに自分が得てきた情報にはほぼPRが絡んでいたことに気付いたんです。そうして、モノやサービスの価値向上には、正しい情報を世の中に伝えることが一番大切なのだと思い至りました。
小池 わたしの場合は、何か目標を持って大学に行くべきという思いから、家族の影響で警察官になるために法学部に入りました。
けれど正直、法学にはあまり興味を持てず、段々と自分が警察官になるビジョンも薄れてきて…。他の進路を検討するようになりました。
いろいろな企業を調べるなかで、“アイデアで課題を解決する”ということを掲げている会社にすごくワクワクして、まずは広告業界を意識しました。でも自分にとって、例えばテレビCMは離席の時間だったし、“広告が人を動かす”ということには今一つピンと来ていなくて。
そんなときに戦略PRの第一人者、本田哲也さんの本を読んで、この人と一緒に仕事をしたい!と感じ、インターンに参加しました。それがPR業界への第一歩ですね。
清田 すごい行動力ですね。PRの仕事をするなかで、サニーサイドアップに興味を持ったのには理由があるんですか?
小池 前のPR会社では、あまりメディアとのリレーションを持っていなかったんです。当時のわたしは、どんどんアポを取ってメディアとの関係を構築していくことは、バイタリティあふれる若手のうちだからこそ経験できることだと思っていて。
若い今だからこその働き方ができる、メディアに強いPR会社ってどこだろう?と考えていたとき、たまたま猪飼さん(現サニーサイドアップ 常務執行役員)と話す機会があって、それ以来この会社を意識するようになりました。メディアについてもっと学びたいと感じていたんです。
清田 すごくわかります。わたしは大学までサッカーというひとつのことに集中していたからこそ、いろいろな外の世界に触れたいと思いますし、若い今だからこその積極性なのだと思います。
印象に残っている仕事「地方のお祭りに行列ができているのを見て“人が動いている”ことを実感した(清田)」
清田 富山県のお祭りの活性化プロジェクトに携われたことは、本当に良い経験になりました。わたしにとっての初めての地方創生プロジェクトでした。
300年ほど続いている、伝統あるお祭りの文化を存続させるためのPR。注目すべきなのは、新たなコンテンツとして“推し活”を導入したことです。
推し活と言うとアイドルやキャラクターをイメージされるかもしれませんが、ここでの“推し”は街そのもの。お祭りに参加する地域内外の方々に“推し”グッズを購入していただいて、その利益がお祭りの継承を支える財源になります。
グッズがどれくらい売れるのか、注目されるのか、正直不安でした。けれど不安な気持ちに反してテレビで取り上げられ、クライアントの担当の方からたくさんの問い合わせがあった旨をご連絡いただいたり、グッズの販売ブースに行列ができていたり、実際に“人が動いている”さまを目の当たりにしたんです。
このときの感動や達成感は、PRパーソンとしての自分の原体験となると思います。多くの方に足を運んでいただけたこと、何より担当の方々が喜ぶ姿を見られたことが嬉しかった。地元メディアの方々にも喜んでいただけて、自分も富山県に“たのしいさわぎ”をおこせたのではないかと感じました。
小池 わたしは長野県出身で、もともと地方創生には興味がありました。
東京というビジネスの中心地でより利益を上げたいという思いと、地方の方の自分の地域を良くしたい、たくさんの人に来てほしいという思いは、まったく違うんですよね。もちろんどんな内容のPRにも全力で取り組んでいますが、地方の方の力になりたいという気持ちは特に強いので、どのプロジェクトもそれぞれ思い入れがあります。
その中でも山梨県・富士吉田市でのプロジェクトは印象に残っていますね。富士山の景観を保持したいという地元の方々の気持ちを汲み取り、風景や暮らし、文化などの守りたいものをきちんと守っていくための取り組みでした。
このプロジェクト単体に携わった期間はそれほど長くなく、地元の方々が尽力されてきた上で少しサポートしただけではありますが、より多く露出を獲得する・売上を伸ばすといった一般的な目的のPRとは方向性が異なる取り組みだったので、大きな気付きのあるプロジェクトだったと思います。
富士吉田市とは継続的にお仕事をさせていただいていて、2023年末開催の「FUJI TEXTILE WEEK 2023」のPRにも携わっています。これもまた、同市の大切な伝統を守るための取り組みですね。
清田 最近では、長崎県のホテル開業のプロジェクトに参加していました。
ただ単純にホテルが開業することだけに焦点を当てるのではなく、ホテルが開業する地域に人が集まるような仕組みづくりを意識し、ホテルができるその街のPRと思って取り組みました。
だからこそまず街のことをひたすら調べますし、クライアントをはじめ、街のことをご存知の方々に対するリサーチします。社内にも九州出身のメンバーがいるので、どういったグルメやスポットがあるのか情報収集し、周辺エリアと差別化できる点を見つけながら、集客のためには何を押し出せばいいのかを考えましたね。
国内需要だけでなくインバウンドも意識して、長崎ならではの独特の文化がより注目されるようにできたのではないかと思います。
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サニーサイドアップで働く人はこんな人「好きなことを仕事にしているように見えるから、先輩が輝いて見える(清田)」
清田 サニーサイドアップは、楽しそう!と思って入った会社ですが、もちろん楽しいことばかりではないですね。PRは、意外と泥臭く地道にやるべきことがたくさんある。楽しさはありつつも、社会人の厳しさを感じています。
一つのタスクをこなしても、また次のタスクが生じる。それも、予定外に急に降ってくることもざらにある。常に何かに追われているような感覚は、学生時代には無かったものですね。けれどその分たくさんの発見や出会いに満ちているので、社会人1年目をサニーサイドアップでスタートできて本当に良かったなと思っています。
小池 入社するタイミングで役員の方から「サニーサイドアップはアットホームな会社だよ」と言われたことを、すごくよく覚えているんです。今、自分自身もそう思っているから。
例えば、チームで有休を同時に取って千葉までドライブしたりしたことも…。そのときは上長も参加してくれたりして。おもしろいとか良いと思う感度が近い人が多いから、休日に行きたいところややりたいことが共通しているんですよね。
清田 仕事が好きで、プライベートと地続きになっている人は結構多いんじゃないでしょうか。ワークアズライフというやつですね。好きなことを仕事にしている先輩たちは輝いて見えるし、自分はまだまだだとも思います。
小池 やっぱり、「たのしいさわぎをおこしたい」人が大勢いるということ。PRはコミュニケーションの仕事だから、人付き合いがすごく大事だと思っています。そういう部分では、人のことをすごく好きになれる人か、人からすごく好かれる人が多い気がします。
わたしの場合は、好きになる方ですね。相手の良いところを見つけて、そこから相手をより好きになっていくことが多いです。その点、清田は好かれる方というか、可愛がられるタイプだよね。
この仕事においては、特定のスキルや能力よりも人間力の方が重要だなと思っています。メディアの方の立場や使命、情報の受け取り手のニーズを感じ取ること。普段の日常生活から、相手に関心を持てるか、思いやれるかとか人間として必要な能力だと思います。
清田 興味を持つことって、本当に大事ですよね。相手に興味を持たないと、そもそも会話が始まらない。もともとそういうのが得意なタイプではなかったので、入社してからは意識的に、自分から話しかけるようにしています。この仕事って、ある意味で“初対面の人と仲良くなる力”がすごく求められると思うんです。
小池 それ、ちょっと“友達をつくる能力”みたいな?(笑)
清田 そうそう、まさにそんな感じです。メディアの方にアポを取ったり、初めての方に相談したりと、関係構築の最初の一歩って、少しの勇気と空気を読む力が必要で。とくに最初の接点って、どう入っていくかがすごく重要だと思っていて。実際、街中で知らない人に声をかけたりするタイプじゃなかったんですけど(笑)、この仕事ではそういうスキルが活きている気がします。
周りにどう思われるかよりも、自分の中の「面白そう」「話してみたい」という気持ちを信じて動いてみる。その姿勢が、この仕事ではすごく大切だと感じます。内容だけじゃなくて、その仕事に関わる“人”にきちんと興味を持つようにしています。
これからの地方創生ユニット「業界トップランナーと一緒に仕事ができるのがサニーサイドアップの強み。蓄積した知見で日本を活性化したい(小池)」
清田 誰でも、自分が生まれ育ったところを盛り上げたい気持ちがあると思うんです。
わたしの生まれは愛知県なのですが、名古屋出身ではありません。地元で暮らしていた頃、遊びに行くのは専ら名古屋で、地元は今一つ盛り上がっていなくて。もちろん住み心地の良さなどの魅力はありますが、もう一段、地元が盛り上がればいいなと考えてしまいます。
これからもいろいろな地方創生案件に関わりながら、いつか自分の地元も盛り上げることができたら嬉しいですね。
小池 地方創生ユニットの立ち上げ以降、各地の自治体や企業からお問い合わせやご相談をたくさんいただいています。
世の中にはたくさんのPR会社がありますが、困ったときや相談したいとき、相手として真っ先にサニーサイドアップが浮かんでくるような、わたしたちがそういう存在になっていきたいという想いを持っています。
さまざまな業界のトップランナーと一緒にお仕事ができることも大きな魅力です。業界の最前線にいらっしゃる方々から学びを得ながら働けることは、とても大きな価値であり強みです。若手であってもご一緒できる機会がありますから。
そんな第一線の方々とお仕事することは、自分の能力以上に頑張る必要があって、わたし自身、そんな“背伸び”をし続けた結果、実際に成長できたと感じていますね。そういう一足飛びの成長を実現できることがサニーサイドアップの何よりの特徴だと思います。
これまでにサニーサイドアップが蓄積してきた知見や経験を活用して、もっともっと日本を活性化していきたいと思っています。
サニーサイドアップグループでは、PR発想のもとさまざまな手法で地方創生をはじめとした幅広い領域を盛り上げています。
どんなことにでも興味を寄せ、「たのしいさわぎをおこしたい」と思える方のエントリーをお待ちしています!