新卒入社4年目にしてPRプランナー資格を取得!プロフェッショナルなメンバーが、試験内容や合格の秘訣を解説します
サニーサイドアップグループには、プロフェッショナルなスキルを持つメンバーが数多く在籍しています。PR・コミュニケーションに必要なスキルの身につけ方はさまざま!実務を通じて得ることもあれば、プライベートで体験したことが思わぬカタチでつながることもあります。
でも実は、PR業界にも「資格取得」というカタチでのスキルの身につけ方があるのです!それは、広報・PRの知識や提案能力を有することを証明する「PRプランナー」という資格です。この資格を、新卒入社4年目にして取得したメンバーがいます。
PRプランナー資格は、長年PR業界に従事している経験者でも合格が難しいと言われている難関資格です。20代で一発合格はかなり珍しいとのこと。
そんな難関資格に見事一発合格したサニーサイドアップの水谷のインタビューとともに、この資格についてご紹介します!
【メンバー紹介】
株式会社サニーサイドアップ
ソーシャルリレーション局 1部 グループリーダー / 2局 PRディレクター
水谷 優里佳
2020年にサニーサイドアップに新卒入社。メディアプロモートを専門に行うメディアユニット(現ソーシャルリレーション局)に3年在籍。商業施設、美容、グルメ、 ITサービスなど幅広いジャンルのPRやコーポレートPR、サステナビリティなど社会性を汲んだ情報発信やイベントなどのメディアプロモートを多数担当するほか、社としてのメディアリレーションの構築や企画提案を経験。2023年7月からはPRディレクターとして多業種にわたるクライアントの広報業務パートナーとして寄り添うかたわら、ソーシャルリレーション局のマネジメント業務にも携わる。
◾️PRプランナー資格認定制度・検定試験とは?
PRプランナー資格認定制度とは、2007年に日本パブリックリレーションズ協会が設立した、日本で唯一の広報・PR資格認定制度です。総合的な基本知識を問う1次試験、専門領域別に知識を問う2次試験、実務的な企画力を問う3次試験の3段階で構成されています。
1次試験に合格すると、「PRプランナー補」
広報・PR実務に従事するために必要最小限の基礎知識を有することを認定する資格。
(1次試験に合格し、さらにPRプランナー補審査に合格することで取得できます。)
2次試験に合格すると「准PRプランナー」
広報・PR実務に必要な専門知識を有することを認定する資格。
(1次、2次試験に合格し、さらに准PRプランナー審査に合格することで取得できます。)
3次試験に合格すると、ついに「PRプランナー」の資格を取得
日常的な広報・PR実務を幅広くこなし、かつ広報・PR責任者をサポートする知識・提案能力を有することを認定する資格。
(1次試験、2次試験、3次試験に合格し、さらにPRプランナー審査に合格することで取得できます。ただし、3次試験の受験資格は、2次試験4科目合格に加え、3年以上の広報・PR関連実務経験が必要です。)
PRプランナーは、豊富な知識と十分な実務経験を積むことで得られる資格です。2024年4月1日時点でPRプランナーの資格取得者は3,372名。合格率は48.6%となっています。
◾️入社4年目にして一発合格!資格取得までの道のりと取得したメリット
合格率が50%を切る本資格。資格を取得したきっかけや受験にあたって意識したことなどを、サニーサイドアップの水谷に聞いてみました。
ーーそもそもPR会社への入社を目指したきっかけやPRプランナーの資格を習得しようと思った背景を教えてください。
水谷:マスメディアを通じて情報をわかりやすく伝えることで、例えば教育や環境問題などの難しい社会課題も、楽しく考えられるようなきっかけをつくりたいという思いから、PR業界を志しました。
PRプランナー資格の存在を知ったのは、大学4年生の頃。7月にサニーサイドアップから内定をいただいて就活を終えたあと、入社前に今から準備できることは何かと探していたときに見つけました。
もともと知識欲はあって、興味を持った分野を勉強しては、腕試し感覚で資格取得によくチャレンジしていたので、その年の8月にPRプランナー資格の1次試験が実施されると知り、すぐに挑戦することを決めました。チャレンジするからには3次試験まで受けて「PRプランナー」の資格を取得しようと、当初から思っていました。
ーー資格取得のために、どんな対策をしましたか?
水谷:CBT方式(オンラインで受験する方式)で実施される1次試験と2次試験の対策としては、ひたすら公式テキストを読み込んで、在学中に2次試験まで合格突破しました。公式テキストを通して、メディアの潮流はもちろん、マーケティングやブランドの基礎理論や、危機管理広報、IRに関する知識など、広報・PRにまつわる基礎知識を体系的にインプットできたので、広報やPRのことを深く学んだ状態で入社できたのはとてもよかったと思います。
実務を3年以上経験してから受験する必要がある3次試験の課題には、ニュースリリースや広報・PR計画の作成があります。入社2年目の後半あたりからメディアプロモーターとしての業務にくわえ、クライアントへの広報・PRサポート、提案などにも携わっていたので、実務経験をそのまま試験に活かすことができました。
入社4年目の夏に受けた3次試験は、実務との兼ね合いもあって、準備に本腰を入れ始めたのは試験日の1ヶ月前。合格体験記を読んで情報収集をしながら、対策を練っていました。このころは、試験のための勉強というよりも、日頃の業務で触れるニュースを素材にしてどのようにPRができるだろうと、実務と受験勉強を繋げながら考えていた記憶があります。
ーー特に3次試験は合格率が低く難しい内容ですが、合格に向けて意識したことはありますか?
水谷:基礎を着実に押さえることです。実際の業務やコンペではクライアントの目的に合わせて、時には“サニーサイドアップらしい(?)”ユニークなPR施策のアイディアを求められることもありますが、それらもすべて基礎が押さえられてこそ、です。そのため、インパクト重視のアイディアをたくさん並べるというよりは、与件に合った大事なポイントを外さないベーシックな回答を意識しました。論理が破綻しないようにする、正しい日本語を意識するなど、加点を狙うよりも減点を減らすことを第一に考えました。
ーーPRプランナーの資格を持っていることが実務に良い影響をもたらしてると感じる瞬間を教えてください。
水谷:はじめてPR施策を行うクライアントさまの場合には資格を保有していることを伝えることで、クライアントさまから安心感と信頼感を抱いてもらいやすくなりました。そうして信頼されると、クライアントさま自身の課題などを率直にお話しいただけるようになったりして。おかげで今では、クライアントさまのニーズにダイレクトに響く提案を行うことができるようになったかなと思います。
また、資格を取得することで自信にもつながります。アイデアを提示するときや新しいことに挑戦するときも、資格を取得したという事実がお守りのような存在になり、これまでよりも自信を持って提案に取り組めるようになりました。
◾️日本パブリックリレーションズ協会副理事長・サニーサイドアップ取締役 松本理永コメント
日本パブリックリレーションズ協会副理事長であり、サニーサイドアップ取締役 松本から、PRプランナーの資格を取得することの意義や資格所有メンバーに期待することのコメントをもらいました。
「サニーサイドアップでは、PRという言葉を「パブリック・リレーションズ」という本来の広義な意味で捉えています。そのため、メンバーは、クライアントに寄り添い、コミュニケーションパートナーとして、自由な発想と手法で成果にコミットしていく姿勢でいます。
PRプランナー資格は、時代の最先端を知り、そこで生きるPRパーソンが、まず前提としての知識、経験、理解を持ち、さらに深く見識と発想を拡げて自身を高め、クライアントに還元するために挑戦していくものと捉えています。
そしてそこから得られるものの価値を周囲のメンバーにも共有して高め合ってほしいです。」
サニーサイドアップグループでは、お客さまの商品・サービスに少しでも寄り添った提案ができるようにと、日々さまざまな情報をインプットし、スキルを磨くメンバーが多数在籍しています。これからもPR発想を軸とした、幅広いソリューションとともに“たのしいさわぎ”をおこしていきます。
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会「PRプランナー資格認定制度 」
公式ページ:https://prsj.or.jp/pr-planner/