WORKS

PRの成功を支えた「パートナー」としての信頼関係。森ビルに伴走するサニーサイドアップの熱意と現場力とは

2025年9月、サニーサイドアップグループは、社会課題の解決と持続的な成長を目指す企業として「インパクトレポート 2025」を発行いたしました。

本レポートでは、これまで当社グループが「たのしいさわぎをおこしたい」という想いのもと、社会に与えてきたインパクトをご紹介しています。そんなインパクトを生み出す源泉の一つが、クライアントとの強固なつながりです。

今回は「クライアントとの関係性」をテーマに、「インパクトレポート 2025」でもご紹介させていただいた「森ビル株式会社 秋葉さま」との対談インタビューの内容を、SUNNY DAYS特別バージョンとしてお届けします!

▼「インパクトレポート 2025」発行のお知らせはこちら
「インパクトレポート 2025」発行!“たのしいさわぎ”が生みだした社会への影響とは?


2023年、東京に新たに誕生した街「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を擁する森ビル。サニーサイドアップは、2023年に迎えた開業のタイミング以降、PRパートナーとして森ビルとの伴走を続けています。

今回は、森ビル株式会社 TMマーケティング・コミュニケーション部の秋葉千恵さんと、サニーサイドアップの執行役員 兼 4局 局長 岩崎真之介による対談を実施。街の開業PRに携わった経緯と、その後についてうかがいました。見えてきたのは、数多くの現場を乗り越えて築かれた信頼関係と、サニーサイドアップのメンバーが持つ「現場力」の強さでした。

「こうしたい」という語尾に熱意を込めたプレゼン

――2023年に両ヒルズの開業PRをサニーサイドアップに任せることになった経緯を教えてください。

秋葉さん:開発期間が数十年に及んだ麻布台ヒルズと虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのオープンが、たまたま2023年に重なりました。森ビルにとって非常に重要な節目である両ヒルズの開業に向け、PRのパートナーをコンペで選ぶことにしました。

その際に、サニーサイドアップさんにもお声がけをしたのが最初です。その以前にも案件をお願いしていた経緯があり、パートナーとしての信頼感が社内で強かったことが大きかったと聞いています。

森ビル株式会社 TMマーケティング・コミュニケーション部 秋葉千恵さん

森ビル株式会社 TMマーケティング・コミュニケーション部 秋葉千恵さん

——コンペでのサニーサイドアップの印象はいかがでしたか。

秋葉さん:とにかく熱量が伝わる提案でした。仕事の「受注」という温度感を超えて、「このプロジェクトをやりたい」という姿勢がプレゼンの端々から感じられました。

印象的だったのは、みなさんの提案の語尾が「こうしたい」「ああしたい」という言い方だったことです。わたしたちの「意向を伺います」という姿勢ではなく、もっと前のめりに、「主体的に関わりたい」という意志を感じました。「ああ、サニーサイドアップさんはわたしたちと同じ方向を見てくれているな」と感じ、うれしかったですね。あとは、最後の写真も…(笑)。

——写真というと?

岩崎:まだ完成していない麻布台ヒルズの工事現場にプロジェクトチームのみんなで行って、集合写真を撮って、提案資料の最後に載せたんです。「絶対にこのプロジェクトをやりたい」という姿勢を伝えたかったので。

サニーサイドアップ 執行役員 兼 4局 局長 岩崎真之介

サニーサイドアップ 執行役員 兼 4局 局長 岩崎真之介

秋葉さん:森ビル側は、みんな感動していました。「わざわざ行ってくれたんだ」と思って。「サポートします」じゃなくて「一緒に走りますよ」という気持ちが伝わりました。

――サニーサイドアップ側はコンペに向け、どのようなことを考えたのでしょうか。

岩崎:ほかの会社さんは経験豊富なメンバーをそろえているなか、サニーサイドアップは経験はもちろん、強みは熱意や若さ、体力にあります。写真の工夫もそうですが、まずは熱意では負けないことを意識しました。

そのうえで重視したのは、「クライアントである森ビルさんの思いをくみ取ること」です。資料に目を通し、「森ビルさんは何を考えてこの街を作るのか」を徹底して考えました。

笑い合う森ビル秋葉さまとサニーサイドアップ岩崎の様子

戦略の軸としたのは、麻布台と虎ノ門の両ヒルズを連動させて、「ヒルズエリア」というひとつの街として打ち出すことでした。森ビルさんが目指しているのは「東京を世界一の都市にする」という壮大なビジョンです。それぞれの街に注目が集まるのはある意味当然として、そこから「東京や日本がどう変わるのか」という姿を見せる必要があると感じました。

PR成功のカギは「パートナー」としての信頼関係

――両ヒルズの開業に伴う会見や内覧会は、大盛況だったと聞きます。

秋葉さん:タイトなスケジュールのなか、会見には記者の方も驚くほどの報道関係者が集まりました。後から他社の広報担当者に「どうやって集めたんですか」と聞かれるほどの規模だったんです。サニーサイドアップの「メディアを誘致する力」の強さを感じましたね。

その後も複雑なオペレーションが伴うイベントが続きましたが、見事に対応していただきました。メンバーのみなさんが森ビルや両ヒルズに関する予備知識を十分にインプットして頂いていたので、メディアからの問い合わせもその場で解決していただけました。膨大な露出を獲得すると同時に、そのメッセージもほぼわたしたちが意図した通りの内容となっていました。

——齟齬のないコミュニケーションができた要因は何でしょうか。

秋葉さん:開発や設計など、現場の息遣いや熱意を直接知ってもらえたことかなと思います。わたしたちが現場を見る際には、サニーサイドアップのみなさんにも必ず同行していただきました。

岩崎:森ビルのみなさんには自分たちを、単なる発注と受注という関係を超えた「パートナー」として扱っていただいたと思っています。開業のPRがうまく機能した最大の要因は、この強い信頼関係が築けたことです。「この期待には絶対に応えたい」とメンバー一同、励みとして仕事に当たりました。

――開業後も、サニーサイドアップは両ヒルズのPRを担当し続けています。

秋葉さん:開業時の大きな成果、そして明るく前向きなみなさんの姿を見ていたので、「サニーサイドアップと今後も一緒にやりたい」というのが社内担当者の総意でした。

森ビル株式会社 TMマーケティング・コミュニケーション部 秋葉千恵さん

現在も季節のイベントやキャンペーン企画など、月に4,5件のプロジェクトが動いています。ほぼ毎日、何かしらの相談をしている関係です。社内で何か判断が必要な場合も「サニーサイドアップの見解はどうなのか」が話題になるくらい、わたしたちにとっては、本当に「頼れる相棒」という感じです。

多忙な現場でも「楽しそう」なメンバーの姿

——印象に残っている仕事などはあるでしょうか。

秋葉さん:直近で「すごいな」と思ったのは、麻布台ヒルズで実施したクリスマスマーケット「AZABUDAI HILLS Christmas Market 2024」です。17の物販や飲食店が軒を連ねるイベントなのですが、ものすごい露出の数でした。

AZABUDAI HILLS Christmas Market 2024の様子

連日取材が立て込んで、商品撮影やインタビューなどが次々入って、現場は本当に大変なんです。テンパってしまってもおかしくない。それなのに、サニーサイドアップさんの担当者は、本当に楽しそうなんです。「次このお店取材OKです!」「よし、行くよ!」みたいな小気味良い感じで。

その空気は撮影クルーにも伝わって、発信としても良いものができるんですね。「頼もしい」と思うと同時に、すごく素敵だな、コミュニケーション力というよりも「人間力」があるんだなと感じましたね。

——秋葉さんから見て、サニーサイドアップのメンバーの魅力はどこにありますか。

秋葉さん:みんな仲が良いですね。忙しくてグッタリするような現場が終わった後も、控え室に行くと、明るく楽しそうに話しているんです。それでいて、資料の作り方など仕事上の締めるべきところはかなり厳しく言い合っている。プロフェッショナルだなと思います。

——このプロジェクトに懸ける、岩崎さんの思いを教えてください。

岩崎:ヒルズエリアが露出するのはある意味当然であり、そのうえで「多くの方々にとってのなくてはならない場所」へときちんと定着させることが、最終的な目標です。そう考えると、どんなに注目を集めたPRであっても、「もっと、こうすればよかった」という反省点が必ず出てきます。

サニーサイドアップ 執行役員 兼 4局 局長 岩崎真之介

森ビルさんのありがたいところは、これだけ大規模の案件を任せていただきながら、わたしたちのチャレンジを認めてくださっているところです。「PRパーソンとして、一生に一度あるかないかの挑戦」という覚悟で、120%でぶつかり続けて、期待以上のパフォーマンスでお返ししたいと思っています。

——サニーサイドアップにこれから期待することを教えてください。

秋葉さん:麻布台ヒルズと虎ノ門ヒルズ ステーションタワーでは引き続き、世界中の人から求められる快適な都市生活を提供し、東京の魅力を発信をしていくことで、「東京を世界一の都市にする」ことに貢献し続けたいと考えています。

森ビル株式会社 TMマーケティング・コミュニケーション部 秋葉千恵さん

開業から時間が過ぎていくなかで、ヒルズエリアの楽しさや魅力を掘り起こし、それを上手に編集することは、これからますます重要になるはずです。今後もサニーサイドアップのみなさんの力を借りながら、一緒に多くの人にメッセージを投げかけていきたいと思っています。

森ビル株式会社 秋葉さまとサニーサイドアップ 岩崎の集合写真


サニーサイドアップはさまざまな商品・サービスのPRコミュニケーションを手がけています。

コミュニケーションの力で、どんなことが実現可能なのか?そんなご相談からでも大歓迎です。ぜひお気軽に下部の「CONTACT」ボタンからお問い合わせください。

  1. HOME
  2. WORKS
  3. PRの成功を支えた「パートナー」としての信頼関係。森ビルに伴走するサニーサイドアップの熱意と現場力とは