WORKS

“世界一美味しい市販日本酒”が決まる品評会!?「SAKE COMPETITION 2025」をPR担当がご紹介!

WRITTEN BY

竹内菜々香(サニーサイドアップ ソーシャルリレーション局 3部)

こんにちは!パブリックリレーションズ事業本部 ソーシャルリレーション局3部の竹内です。

国内外を問わず、老若男女に親しまれている「日本酒」。みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?「種類が多くて選ぶのが難しい」「味の違いがよくわからない」──そんな声を耳にすることも少なくありません。

そんななか、“世界一美味しい市販日本酒”を決める品評会「SAKE COMPETITION 2025」が今年も開催されました。

サニーサイドアップは、主催であるSAKE COMPETITION実行委員会の一員として、2015年から10年に渡りコンペティションを運営しているほか、メディア誘致などPRの視点でも幅広い業務を担当しています。

審査の場から表彰式・受賞パーティーの様子、そして蔵元のみなさんの熱い想い。PR担当である新卒1年目の竹内が、「SAKE COMPETITION 2025」を通じて感じた、日本酒の魅力と奥深さをお届けします!

世界一の日本酒を決める!SAKE COMETITIONとは?

「SAKE COMPETITION 2025」の日本酒が並んだ風景

「SAKE COMPETITION」は、「ブランドにとらわれず、消費者が本当に美味しい日本酒と出会えるように、新たな基準を提示したい」という理念のもと、2012年にスタートしました。

今年は、昨年12月に日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されて以降、初の開催となる、まさに注目の年。

部門は「純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸」「SUPER PREMIUM」「海外出品酒」に、新設「モダンナチュラル」を加えた全6部門。全1,163点の日本酒が出品され、その中から各部門のNo.1が決まります。

今年から新設された「モダンナチュラル部門」は、若い世代を中心に、ワインに近い感覚で香りやハーモニーを楽しむ“今風”の新しい飲まれ方が広がっているという背景を受け、「これまでにない評価基準・視点で日本酒を評価する」ことを趣旨として設けられました。

それでは早速、今年の模様を紹介していきます!

厳正なる審査が行われた予審・決審会

厳正な審査が行われた「SAKE COMPETITION 2025」の審査風景

5月中旬に行われた予審・決審会では、技術指導者を始め、推薦で選出された日本酒の蔵元や有識者、ソムリエで構成された“日本酒業界の精鋭”全37名によって、総出品酒1,163点を3日間にかけてテイスティング・審査しました。

銘柄を完全に隠した「SAKE COMPETITION 2025」の日本酒たち

銘柄を完全に隠し、日本酒の品質のみでの審査を徹底。審査員がブランドや銘柄に左右されることなく、どんなブランドでも1位をとるチャンスがある環境です。

銀色の包装で統一されたボトルがずらりと並び、審査員たちが真剣な眼差しで一つひとつ丁寧にテイスティングしていく様子はまさに圧巻。静寂の中に緊張感が漂い、日本酒への深い敬意と情熱がひしひしと伝わってきました。

審査に関わった、はせがわ酒店 長谷川浩一氏は「全体的に米が硬くて溶けにくいため、これまでで最も作り手が苦労した年だと思います。テクニックのある技術者が作った、米の旨みをバランスよく引き出せたお酒が上位に入賞するのではないでしょうか。作り手の実力が間違いなく順位に反映される年になるだろうという印象です」と、今年の印象を評価。すでにこの時点で受賞酒の発表が楽しみで仕方ありません…!

いよいよ表彰式。各部門1位の座はいかに!?

「SAKE COMPETITION 2025」の日本酒が並んだ風景

ついに迎えた表彰式当日。今回の表彰式は、2025年3月にまちびらきをしたTAKANAWA GATEWAY CITY内にある会場「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」で行われました。会場エントランスには、予審を通過した日本酒が勢揃い!この中から各部門の栄えある1位が発表されます。

「SAKE COMPETITION 2025」のMCを務める宇賀なつみさんとサッシャさん

会場が熱気と期待感に包まれるなか、いよいよ「SAKE COMPETITION 2025」の表彰式が幕を開けました。MCを務めるのは、宇賀なつみさんとサッシャさん。お二人の進行とともに、会場のボルテージが一気に高まります。

静岡県磯自慢酒造さま

最初に発表されたのは「純米酒部門」。1位に選ばれたのは、静岡県磯自慢酒造の「磯自慢 雄町 特別純米53」でした。スポットライトを浴びるなか、ステージ上で「日本酒の原点である純米酒の部門で第1位をいただけたことは作り手冥利に尽きます。日本酒は和食だけでなく、イタリアンやフレンチのような外食にも合うお酒ですので、日本酒をもっと広げていけるような助けを少しでもさせていただければと感じております」と、受賞の喜びを語っていただきました。

青森県西田酒造店の「田酒 純米大吟醸 山廃」

そして、新設された「モダンナチュラル部門」では青森県西田酒造店の「田酒 純米大吟醸 山廃」が受賞。「重いやクセがあると思われがちな純米大吟醸ですが、山廃の純米吟醸は決して変なクセがあるわけではなく、スッキリとした酸が出ているのが特徴です。これが本当の山廃なんだと伝えたかったので、今回賞をいただけたのはその証だと実感しています」と、お話しいただきました。

sake_competition_5

受賞した酒蔵さんのお言葉に共通していたのは、酒造りに対する真摯な想い。実際に現場で受賞した瞬間の酒蔵さんの表情を見たり、熱い想いを聞いたりして、思わずわたし自身も胸が熱くなりました…!

sake_competition_6

今年の受賞酒一覧はこちら。「作り手の実力が間違いなく順位に反映される年」という前評判があった通り、ここに名前のある日本酒は、きっとどれも絶品であること間違いなし。

上位酒と絶品料理を楽しめるパーティーも!

「SAKE COMPETITION 2025」のパーティの様子

表彰式の後には、日本酒関係者同士の交流を目的とした受賞パーティーが開催され、全部門上位20%に選ばれた日本酒たちと、八芳園の料理長考案のコース料理が振舞われました。

八芳園の料理長考案のコース料理

受賞パーティーには、酒蔵さんや一般参加者など、たくさんの日本酒愛好家の方々が参加され、会場は大いに賑わいを見せていました。

「SAKE COMPETITION 2025」で行われた特別なトークショーの様子

パーティー中にはトークショーも開催され、蔵元の方々の熱い想いやこだわりを聞ける、貴重な時間となりました。普段なかなか聞くことができないお話ばかりで、参加者のみなさんが熱心に耳を傾けている様子が印象的でした。

テーブルを囲む参加者同士も和やかに交流されており、日本酒への深い愛情が会場全体を包み込むその温かい雰囲気に、わたしも思わず一杯いただきたくなってしまいました!

あなたのお気に入りの“銘柄”は!?

「SAKE COMPETITION 2025」の日本酒が並んだ風景

これまでわたしは、日本酒に対して「種類が多くて難しい」という印象を抱いていました。しかし、この品評会に関わったことで、そのイメージが大きく変わりました。厳正な審査を通じて選ばれた銘柄は、“本当に美味しい”日本酒ばかり。誰でも安心して選べる指標となる品評会だと実感しました。

2024年末には日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録され、今や世界からも注目される存在となっている“日本酒”。そうした節目の年に、このような意義ある表彰式に立ち会えたことを、心から誇りに思います。

今後ますます注目が集まるであろう日本酒業界から、目が離せません!!

次に地元へ帰省する際には、日頃の感謝の気持ちを込めて、両親に日本酒をプレゼントしてみようと考えています!

みなさんも、ぜひ「SAKE COMPETITION」の受賞酒を参考に、お気に入りの“銘柄”を見つけてみてはいかがでしょうか?

WRITTEN BY

竹内菜々香(サニーサイドアップ ソーシャルリレーション局 3部)

「たのしいさわぎをおこしたい」の言葉に惹かれて、2025年に新卒でサニーサイドアップに入社。

仙台出身で「東京っぽい」ものには目がないミーハー。ドラマの主人公のようなキラキラライフに憧れ日々奮闘中。

※所属は執筆時と異なる場合があります

  1. HOME
  2. WORKS
  3. “世界一美味しい市販日本酒”が決まる品評会!?「SAKE COMPETITION 2025」をPR担当がご紹介!