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鹿児島いちき串木野市にある“隠された蔵”?30周年を迎えた本格麦焼酎「隠し蔵」の秘密に迫るメディアツアーをPR担当がレポート!|行ってきました

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飯島 爽夏(サニーサイドアップ ソーシャルリレーション局 2部)

みなさんこんにちは!
寒い季節が続き、ぶるぶると震えているSR局2部の飯島です。

突然ですが、みなさんは鹿児島県が“焼酎大国”であることを知っていますか?
実は、2025年1月現在で109軒の焼酎蔵が鹿児島県に集まっているんです。

サニーサイドアップは、鹿児島県で製造され、発売から30年間もの間、世代を超えて親しまれ続けている本格麦焼酎「隠し蔵」の魅力をPRすべく、メディアの方を鹿児島県いちき串木野市にご招待するメディアツアーを開催しました。

今回私はツアーに同行させていただき、本格麦焼酎の美味しさの秘密を学んできましたので、魅力をたっぷりご紹介します!焼酎好きのみなさん、必見です!!

■こだわり抜かれた本格麦焼酎「隠し蔵」とは

隠し蔵は、「贅沢なゆったりとした時間の提供」をブランドパーパスとして、1994年に濵田酒造より発売開始された本格麦焼酎です。なんと、モンドセレクション 20 年連続金賞を受賞し、ブランド累計出荷本数1億本を超えています。

「隠し蔵」という名前がユニークだなと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
隠し蔵が造られている傳藏院蔵(でんぞういんぐら)にある樽貯蔵庫は、工場見学では決して見ることができないため、“隠された蔵”という意味を込め「隠し蔵」と名付けられたそうです。

隠し蔵の特徴は、大きく4つあります。

1つ目は、シラス台地の水と二条大麦によるクリアな味わい。
九州南部特有の、火山噴出物からなる「シラス台地」の土はサラサラとしているため、水が滞留しにくく綺麗に濾過され非常に美味しい軟水が湧き出ます。また、原料である二条大麦は、澱粉(でんぷん)量が多くタンパク質などの他の成分とのバランスが良い事から、雑味の少ない味わいになります。

2つ目は、樽熟成による深い味わい。
華やかでフルーティーな味わいの原酒を、ウイスキーのように樽で熟成して造っているため、さらなる芳醇な香りとコクを引き出し、琥珀色に輝いた焼酎が出来上がります。

3つ目は、バニラのような芳醇な香り。
大変味わい深く、バニラのような香りの余韻が続く本格麦焼酎のため、ロックをはじめ、お湯割りなど、好みに合わせてさまざまな飲み方をお楽しみいただけます。

4つ目は、進化を続ける傳藏院蔵。
経験豊富な蔵人(くらびと)の技術と知識を活かしつつ、最新の設備を導入して時代に沿った焼酎造りが可能になっているため、質の高い安心・安全な本格焼酎造りに勤しむことができています。

■「隠し蔵」を造る樽貯蔵庫を特別に見学!

今回、実際に焼酎造りを行っている「濵田酒造」生産本部 副本部長 竹迫大地さんと、ブレンド室長 大園栄作さんご案内のもと、特別に傳藏院蔵の中を見学させていただきました!

美味しい焼酎造りの極意とは何でしょうか?

先ほど隠し蔵の特徴として「樽熟成」とお伝えした通り、傳藏院蔵では樽の貯蔵庫がいくつもあります。

今回特別に中を見学させていただきましたが、入った瞬間に樽とアルコールの香りが一気に漂ってきました!

ここでは、新樽や旧樽を使いながらひんやりとした室温の中で原酒を熟成させています。

「本格焼酎は寝かせなくても実際飲めるが、あえて寝かせるのが隠し蔵」とブレンダーの大園さん。

大園さんは、ブレンダーとして原酒の維持・管理・創造を担っており、
隠し蔵らしい巧妙な色と香りを引き出すためには、ご自身の感覚がとても重要。日々ストレスを溜めないよう健康維持を心がけ、休日以外は嗅覚を研ぎ澄ませるため、にんにく料理やカレー、餃子を食べないようにしているそうです。

自分自身のケアも焼酎造りに大きく影響するとは驚きでした!

そして、樽貯蔵庫から取り出した原酒のブレンドを行うブレンド室にもご案内いただきました。

机の上には、テイスティング用のサンプリングがたくさん!樽によって濃度も香りも全部バラバラです。

大園さんにブレンダーのやりがいを聞くと、
「個性を持った原酒が育つので、同じ樽でも場所によって味が違い、それを隠し蔵品質に創り上げていくのが大変です。しかし、苦労してやっと納得のいくものができた時はホッとしますし、達成感があります」と答えてくれました。

美味しい隠し蔵の裏側には、誇りを持って働かれる生産者の想いが隠されているんですね。
大園さんはこれからも、「者に聞くな物に聞け」をモットーに、ブレンドを行っていくそうです。

見学した後、実際に隠し蔵をテイスティング。
ゆっくり飲んでみると、バニラの芳醇な香りとメロンやりんごなどフルーティーな味わいが感じられました。また、口に含んだ時に後味が強く残るような重厚感もあり、大変飲み応え抜群!

普段焼酎をあまり飲まないわたしですが、クセがなく丸みのある甘い味わいなので非常に飲みやすかったです。

夜には、メディアのみなさんとバーベキューをしながら隠し蔵のペアリングを楽しみました。鹿児島の美味しいご飯と美味しい空気を吸いながら飲む隠し蔵は絶品でした!

■一般の人も見学可能な伝兵衛蔵と金山蔵

濵田酒蔵には、傳藏院蔵の他にも、手作業で焼酎を造る「伝兵衛蔵(でんべえぐら)」と串木野の金山跡地にある「金山蔵(きんざんぐら)」があり、3つの焼酎蔵で製造しています。

ツアーでは、一般の方も入場できる「伝兵衛蔵」と「金山蔵」にも訪問させていただきましたので紹介させていただきます!

手造りの焼酎蔵として明治元年に創業した「伝兵衛蔵」は、蔵人の熟練の技により洗練された本格焼酎が生まれています。

伝兵衛蔵のミュージアムには、当時使用されていた焼酎造りの道具や大きな樽、甕(かめ)などが展示されています。

なかでも、江戸時代から明治時代初期まで焼酎造りの主流となっていた「木桶蒸留器」は、現在日本に一人しかいない職人が5年に一度作っているそう…!

伝統ある手法を駆使するからこそ、味わい深い焼酎を造ることができているんですね。

伝兵衛蔵では、事前予約制の見学ツアーを実施しており、見学後には、蔵人おすすめの焼酎やリキュールの試飲も体験できます。

蔵にある売店では、伝兵衛蔵商品も購入できるので、気になる方はぜひ訪れてみてください!

伝兵衛蔵ホームページ:https://www.hamadasyuzou.co.jp/denbee/

続いて、日本の本格焼酎の歴史といにしえの文化を後世に語り継ぐ場所として誕生した「金山蔵」を見学しました。

トロッコ列車に乗車し、約8分間で700mほど進むと、350余年にわたり掘り続けられた総延長120kmの坑洞に到着します。

タイムスリップしたかのような歴史的な空間が広がっており、いるだけでワクワクした気持ちになります!

金山蔵では、薩摩藩の繁栄を支えた串木野金山の自然の中で焼酎造りを行っており、現在は「薩摩焼酎 金山蔵」「薩摩焼酎 金山蔵 RED」などが造られています。

容量1000ℓの甕(かめ)が坑洞の奥まで並ぶ様子は迫力満点でした!

また、ここでは一般の方が焼酎を蔵内で最長5年間保管し、特別な日にお届けできる「熟成と共に福来たり」を購入することができます。世界に一つだけの焼酎なので、ラベルにメッセージを書いて特別な人へプレゼントするのもおすすめです。

トロッコの乗車体験ができたり薩摩の文化に触れることもできて、子ども連れの家族にも楽しめるスポットです。ぜひ遊びに来てみては?

金山蔵ホームページ:https://www.hamadasyuzou.co.jp/kinzan/

サニーサイドアップでは、お酒をはじめ、さまざまな商品・サービスのPRコミュニケーションを手がけています。コミュニケーションの力で、どんなことが実現可能なのか?そんなご相談からでも大歓迎です。ぜひお気軽に下部の「CONTACT」ボタンからお問い合わせください。

 

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飯島 爽夏(サニーサイドアップ ソーシャルリレーション局 2部)

2023年に新卒でサニーサイドアップに入社。高校生の時に一人で宮崎旅をしたり東南アジアへ数回ボランティアに行くなど冒険心旺盛。現在は、スイーツや宮崎牛といったグルメ系から、おでかけ系や教育系まで、幅広いジャンルのメディアプロモートを担当している。座右の銘は「For you精神」。憧れの人は「マザー・テレサ」。

※所属は執筆時と異なる場合があります

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