“評価”のその先へ。EcoVadisのパネルディスカッションで語る、サニーサイドアップグループのサステナビリティ|登壇レポート
こんにちは。社長室 ソーシャルグッド推進グループの穴太(あのう)です。
先日、企業のサステナビリティパフォーマンスを評価する国際的なプラットフォーム「EcoVadis」が主催するパネルディスカッションに、サニーサイドアップグループ 執行役員の谷村が登壇しました!
テーマは「共創する未来:EcoVadisで拓くサプライチェーンの相互理解と成長戦略」。

PR・コミュニケーション企業として登壇したサニーサイドアップグループは、 いわゆる直接的なサプライヤーではなく、プロフェッショナルサービスを提供する企業です。
そんなわたしたちがどのような取り組みをしてきたのか、「仕組みをつくり、進化し続けるサステナビリティ」という視点からレポートします。
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EcoVadisとは? EcoVadisは組織がバリューチェーン全体にわたってサステナビリティパフォーマンスを管理、測定、改善できるように設計された、さまざまなソリューションを提供する企業です。 取引の際や企業自身が持続可能な経営を推進する際の評価として、世界185カ国以上・15万社以上に活用されています。 |
「労働と人権」の分野に表れた“わたしたち”らしさ
EcoVadisの評価は「環境」「労働・人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野で構成されています。サニーサイドアップグループは2025年の評価で、「労働と人権」分野において100点満点を獲得しました。(実はこの分野で高得点を取るのは非常に難しいのだとか…)
谷村がその大きな理由のひとつと語るのは、当社グループの独自の福利厚生制度「32の制度」です。

この制度は、さまざまな年代やライフスタイルを前提に、メンバー一人ひとりが自分のペースで力を発揮できるよう設計されています。
わたしたちが何より大切にしてきたのは、メンバーの声や時代の変化にあわせて制度を磨き続けること。本年7月に新設された「Dear PARENTS」制度や「Dear FAMILY」制度をはじめ、子育てや介護など、人生の多様なライフステージに寄り添いながら、社会の変化にも応じて少しずつ形を変えてきました。
2011年の制度スタート当初から貫いていた、“メンバーの声に耳を傾け、時流に沿ってアップデートを続ける”姿勢こそが、結果として今回の高い評価につながったのだと思います。
サステナビリティは、“チームプレー”で進める
サステナビリティに関する「組織のあり方」について、谷村は、「サステナビリティへの取り組みはコーポレート部門一丸で向かわないと実現できない」と語ります。そのとき、会場では深く頷く方がたくさんいらっしゃいました。

サニーサイドアップグループでは、社長室の中にソーシャルグッド推進グループを設置し、人事・総務・広報などの各部門が横断的に関わり、サステナビリティに関する取り組みを一体で動かしています。
この体制によって、企業ではどうしても発生しがちな「何をどの部門に問い合わせれば良いかわからない」「担当が替わると進まない」といった課題を回避し、組織全体で動き続ける仕組みを実現させました。
変化のなかで、“信頼”を積み重ねる
わたしたちが初めてEcoVadisの評価を受けたのは2017年。当時、欧州のクライアントから取得の要請を受けたのがきっかけでした。まだ社内にサステナビリティ担当はおらず、申請も手探りの状態でした。
あれから7年。今では海外企業を中心にさらに多くの企業から「サステナビリティに関する取り組みの状況はいかがですか?」という問い合わせが届くようになり、クライアントに向き合う営業メンバーもその重要性を強く感じています。
谷村はこのような状況について「環境や人権をはじめとするサステナビリティへの取り組みは、もう“選択”ではなく、取引や信頼をつくるための“前提”」と語っています。
社会の期待が高まる今、サステナビリティを「社会との信頼を築く手段」として実践してきたわたしたちの姿勢が、ここにきて確かな力を発揮していることを感じました。

2025年にはブロンズメダルを獲得することができました
続ける力が、企業の価値をつくる
サステナビリティの取り組みは、社会の要請に応えるためのものではなく、企業としての責任で取り組むべきものであり、また、企業のこれからの成長には不可欠です。
部署や役職の枠を越えて話し合い、制度を磨き、少しずつ社内に広がっていったその積み重ねが、やがてステークホルダーを含めた世の中との信頼を生み出し、企業としての力へと変わっています。
変化の大きい時代にあっても、取り組みを続け、見直し、ブラッシュアップする。その繰り返しこそが、わたしたちらしいサステナビリティを形づくってきたプロセスです。
今回は改めてサニーサイドアップグループがこれまで取り組んできたサステナビリティを発信する機会をいただき大変光栄でした。
引き続きさらなるサステナビリティへの取り組みに挑戦し続けたいと思います。




