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日本上陸5周年の「RockCorps」!5年間でのべ2万人が参加した社会貢献ムーブメントの軌跡とは

ボランティアと音楽―。この全く異なる2つのコンテンツを結びつけ、世界的なムーブメントとなった「RockCorps」。今回のブログでは、日本上陸5周年を迎えたこの“たのしいさわぎ”の歩みをお届けします。

RockCorpsとの出会いは中田英寿氏の一通のメールから
RockCorpsは、“Give, Get Given (=与えて、はじめて与えられる)”を合言葉に、「4時間のボランティア活動をすると、4時間の音楽ライブイベント“セレブレーション”に参加できる」というシンプルな仕組みが若者を中心に人気を集めている音楽イベントです。2005年のアメリカでの初開催以降は、海外で社会貢献の大きなムーブメントとなっていました。

ⓒRockCorps supported by JT

サニーサイドアップがRockCorpsに関わるようになったきっかけは、中田英寿氏から弊社社長・次原に送られた一通のメールでした。「海外ですごく話題になっている音楽フェスがあるんだよ。どこにもチケットは売っていなくて、4時間のボランティアをした人だけがチケットをもらえる。ステージに立つアーティスト達も全員が、その日までに4時間のボランティアをするんだ」。
サイトには、レディー・ガガをはじめとする超大物のアーティスト達がボランティアに汗を流す姿が。「こんなイベントを日本でもやりたい!」そんな想いに駆られ、この世界的な“たのしいさわぎ”を日本に上陸させるプロジェクトが動き始めました。

 2014年、日本初開催の地は「福島県の体育館」
その後アメリカ本国チームとのやり取りも進み、日本初開催へと向けて準備が進みつつあった「RockCorps」。その中で、RockCorps代表のスティーブン・グリーン氏が、後に日本開催を目指すきっかっけとなったと語った出来事がありました。20113月に起きた東日本大震災です。

それから3年後。福島県や、社会貢献活動に積極的に取り組んでいたJT社を始めとした協賛企業の支えと地道な活動が実り、20149月、福島県のあづま総合体育館で日本初の“たのしいさわぎ”は開催されました。「福島のためということではなく、この試みがきっかけとなって1人でも多くの方が、社会貢献活動に参加してもらう事に意味がある」と、福島県が特別後援として名乗りを挙げてくださったと聞いています。

ⓒRockCorps supported by JT

筆者も現場スタッフとしてその場に立ち会いましたが、4,000人以上が詰めかけた体育館の熱気は今でも忘れられません。参加者、アーティスト、スタッフ、その場にいた全員が“ボランティア”という同じ経験をしている…言いようのない一体感を体全体で感じたのを覚えています。

5年分の歴史が詰まった今年のセレブレーション
その後、「RockCorps」は回を重ねるごとに多くの方々にも知られるようになり、同時に国内外の名だたるアーティストの方々に参加していただきました。
そして、201891日(土)に、日本5周年を飾るセレブレーションが幕張メッセで開催されました。ライブの参加者数は、3,719名。共通点は、ここにいる誰もが“4 時間のボランティア”を経験しているということ!

開演前の会場をみるメンバーたち。これからここにたくさんの人が入ります。

いよいよ開場!会場内には、参加したボランティアの写真にコメントを書けるブースも。

歴代のTシャツと共に、開催年ごとの写真も展示。

そして“セレブレーション”がスタート!開場は熱気に包まれます。
ⓒRockCorps supported by JT

セレブレーションの裏でも、しっかりと取材の対応中です!

フィナーレは大盛り上がり!あっという間の4時間でした!
ⓒRockCorps supported by JT

5回目のRockCorpsを終えて
清掃した海岸の広さ、幕張メッセ92個分。津波や雨水で汚れてしまった写真を洗浄した枚数、42,200枚ー。この数字は、この5年間の「RockCorps」の活動を通じて実施してきたボランティアの成果のほんの一部です。

「ボランティアをやりたい気持ちはあるけれど、きっかけがない」、「どうすればボランティアに参加できるのか分からない」・・・ボランティアに対して、なかなか最初の“一歩”を踏み出せない人も多いのが現実です。ですが、RockCorpsの活動を通じて、5年間でのべ2万人もの方たちがそれぞれの“一歩”を踏み出したのも事実です。

サニーサイドアップPRチーム!若手だけでしっかりと現場を回していました。

5年連続参加のメンバー(中央)と記念撮影!RockCorps皆勤賞です。

たった一通のメールからはじまった“たのしいさわぎ”。一人ひとりの一歩は小さくても、それらが集まると社会を動かすだけの大きなムーブメントになっていくことを実感した一日でした。セレブレーションに参加された皆さん、またお会いできる日を楽しみにしています!

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